【プロ監修】ゴルフはメンタル命!メンタルが強くなる練習動画付き

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【プロ監修】ゴルフはメンタル命!メンタルが強くなる練習動画付き

「ゴルフはメンタルスポーツ」といわれているように「心・技・体」という言葉は、ゴルフにも当てはまります。

技術面や体力面である程度のレベルに達していても、メンタルが弱いとすぐにスコアは崩れてしまうのです。この記事では、メンタルの悩みを抱えるゴルファーに向けて解決方法を紹介します。メンタルを鍛えて、高いレベルで安定したスコアを目指しましょう。

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目次

ゴルフで強いメンタルが保てなくなる理由

ゴルフのプレー中に、メンタルが不安定になりスコアを大きく崩してしまう場面があります。なぜ安定したメンタルが保てなくなるのでしょうか。その理由をここから詳しく説明していきます。

時間の長さが原因でメンタルを保てない

ゴルフは考える時間が長いだけに、 集中が切れた時、メンタルが不安定になる ことがあります。

ゴルフは陸上競技や水泳などとは違い、プレーの開始を自分の意志で決めます。そのため、考える時間が長いと感情が入りやすくストレスを感じる結果、メンタルを保つことが難しくなります。

また、プレー中の歩いている場面やティショットで詰まっている場面など、一度リラックスしてメリハリをつけるなど、良い集中力を保ってプレーするための工夫が必要です。

緊張する要素が多いからメンタルを保てない

ゴルフは、広いコースで小さなボールを打つ、細かな技術が必要とされるスポーツです。

加えて、同伴者の存在やスコア争い、自分の目標スコアとの戦いやコースの難易度など、 場面によって緊張する度合いが多くなりがち です。また、ミスをしてはいけないという思いと、少しのミスによってスコアに大きく響いた経験が、緊張しやすさをより一層高めています。

特に、ミスをした経験がインプットされると、嫌な経験がストレスを与えるきっかけになり、苦手意識を強くしてしまいます。苦手意識の強さは、体の硬直や余計な動きなどを生み、さらなるミスを招くきっかけになります。

加えて、自分を追い込み過ぎないメンタルマネジメントが必要です。ゴルフとは自分に対するハードルを高く設定すればするほど、難しくなってしまうスポーツなのです。

メンタルの崩壊はゴルフイップスになる恐れも

ゴルフでメンタルが崩れたときに起こる「イップス」と呼ばれる状態について、イップスの説明と、なりやすい人の特徴を紹介します。

イップスは体が思い通りに動かなくなる運動障害

イップスとは、精神面や極度の緊張感などの理由で筋肉が硬直し、 体が思い通りに動かなくなる運動障害 をいいます。

野球やゴルフのプレーヤーに現れる状態で、イップスになると思い通りにプレーできなくなります。ゴルフの世界では、プロ選手が引退するまでの間に必ず1度はイップスになるとも言われているほど、イップスになる人の多いスポーツです。

プレー中では、ティーショットやアプローチ、パターのイップスに悩むプレーヤーがいます

イップスは真面目な人ほどなりやすい

イップスは、一生懸命に向き合っているからこそ起こるもので、 真面目で心優しい人や責任感の強い人がイップスにかかりやすくなります 

自分に完璧を求めすぎると、極度の緊張感が生まれてイップスになるのです。イップスにならないために、感情をうまく抑えるための知識やスキルを身につけましょう。

ゴルフのメンタルマネジメント4つの方法

ゴルフでスコアを安定させるためには、メンタルマネジメントが欠かせません。ここでは、メンタルマネジメントの4つの方法を紹介します。自身に合った方法を見つけて、実戦で活かしていきましょう。

朝イチショットはリラックスしてメンタルを整える

最もプレッシャーを感じる瞬間に、朝一番のドライバーショットを挙げる人もいることでしょう。 朝一番に緊張してミスしないためには、準備運動をしっかり行い、クラブハウスでリラックスする時間を作ることが大切 です。

ただの朝の第1打であるはずなのに「一日のプレー内容を占う大事なショット」と決めつけたり験担ぎをするなどしてしまうと、自ら自分を追い詰めてメンタルを崩しかねません。

そして前述した通り、ハードルが上がるほど良いショットが困難になります。
『最初の3ホールは準備運動だ。』といったように、自分に期待しすぎないメンタルマネジメントが重要です。

第1打はどうしても緊張するものだと開き直り、遠くに飛ばす意識を捨て、体の力を抜いて大きくゆっくりとドライバーを素振りしてみましょう。自分にとって気持ちの良いペースで歩き、1つの結果に気にせず次に向かう姿勢があると、メンタルを保ちやすくなります。

また、早めにゴルフ場に着いておけば、雰囲気にも慣れて良い結果を招くきかっけにもなるでしょう。

ルーティーンで心を無にしメンタルを安定させる

ショットやパットを打つ直前には動作が止まり、間が発生します。 理想的なのは、そのときに心が無になっている状態 です。

そこで、ショットやパットに向かうまでの動作で、自身に合ったルーティーンを作っておくと効果的です。構えるときに左足から入ったり、動き出す前に深呼吸をしたりするなど、プレーに入りやすいルーティーンを探してみましょう。

このように、ショットやパットに入る前に同じ動作を毎回繰り返すことを「プリショットルーティーン」と呼びます。プリショットルーティーンを確立すると常に同じタイミングで打てるため、精神的に余裕が生まれてミスショットの確率も低くなります。

ルーティーンに入ってからスイングのフィニッシュまでがショットだという意識を持てれば、スイング中に極度な緊張をすることはなくなります。

時間の使い方でメンタルを保つ方法

ゴルフで 結果を求めすぎるとプレッシャーになり、安定したメンタルの維持が難しくなります 

次の1打までの時間に「ピンに寄せる、カップに入れる」などと結果を考えるよりも「腰を開かないように打つ、体のバランスに気をつけて打つ」といったプロセスを考えた方が、プレッシャーに感じずメンタルを保ちやすくなるのです。

また、次のショットまでに待ち時間ができたときにイライラしても良いことはありません。せっかくのラウンドですから、待ち時間にチェックすべき点などを確認して、次のショットに備えましょう。自身のスロープレーには気をつけながら、待ち時間を有効活用する意識が大切です。

シンプルな思考でメンタルを保つ方法

プレーする中で、 スコアや飛距離に目標を作り取り組むこと自体は良いでしょう。しかし、それが自身を苦しめるプレッシャーになるなら注意が必要 です。

二つ以上の「●●したい」を持つと、自身にストレスを与えてメンタルに悪影響を及ぼします。たとえばバンカーにボールが入ったら一打で出すことに集中すべきですが、加えて「いい位置に付けたい」と考えると、ショットの難易度が上がり、プレッシャーもかかりやすくなります。

また、難しいラフや木の間に入ったからといって、難しいショットを自分に課して一発逆転を狙うと、ミスの確率が高くなります。既に起きたことは受け入れ、難易度を下げてフェアウェーに戻す選択肢を検討しましょう。

常に余裕をもってできる範囲の選択を続けることでリズムも良くなり、自分の実力通りのスコアを出せます

プロゴルファーのメンタルトレーニング方法を真似してみよう!

メンタルを鍛えるためには、具体的に何をしたら良いのでしょうか。そこで参考になるのが、プロゴルファーが取り入れているトレーニング方法です。ここでは、代表的なプロゴルファー4名が取り入れているトレーニングを紹介します。

タイガーウッズ選手の前向きなメンタルトレーニング

タイガーウッズ選手も、メンタルトレーニングを重視している選手の一人です。

彼は常に前向きに、成功した自分自身の姿だけをイメージし、ミスをするイメージは持たないようにしています。ミスを想像して弱気にならず、常に強気に前向きにプレーすることが、スコアを安定させるためにも大切です。

横峯さくら選手の受け身なメンタルトレーニング

日本の女性トッププレイヤーの一人・横峯さくら選手は、タイガーウッズ選手とは逆の方法で結果を出しています。

横峯選手の場合は、まず自身のメンタルの弱さを受け入れるところから始めます。弱いメンタルの自分でもできることを考えて、プレッシャーから解放される方法です。

マイナスの感情を否定せずにありのままにプレーすると、緊張せず普段通りにプレーできます。

中嶋常幸選手のルーティーンによるメンタルトレーニング

長い時間、集中力を保ち続けることは、一流のプレーヤーでも難しいものです。

長く一線で活躍し続けているプロゴルファー・中島常幸選手は、ルーティーンによって安定したメンタルを保っています。

ショットの際に手袋をつけたときに集中力のスイッチを入れ、ショットを終えて手袋を外すとオフに切り替え、リラックスした状態で過ごします。こうしてメリハリをつけると、集中力が途切れてメンタルが崩れる危険性も少なくできます。

ニック・ファルド選手の気持ちをスイッチするメンタルトレーニング

※ニック・ファルド選手は7:03より登場

数々のメジャータイトルを手にした一流プレーヤー、ニック・ファルド選手は、失敗を引きずらないように意識してプレーしています。

ショットを終えて次に歩き出したら、次のショットのことだけを考えるように切り替えています。失敗をいつまでも悔やんでいると、それ以降のプレーに大きく影響するからです。

気持ちを切り替えて前向きな気持ちで次のショットに入っていければ、ミスをしても引きずらずにプレーできます。

ゴルフのメンタルトレーニングを学べる動画5選

スコアの安定に必要なメンタルを鍛えるために、トレーニングの動画を紹介します。自身に合ったトレーニングを見つけて、メンタルを強くしていきましょう。

メンタルを保つために問題をシンプルに捉える

動画のポイント

メンタルが安定しなくなるときは、 技術とは別の要素も大きく関係していることを認識しましょう 

例えば「失敗したら恥ずかしい」「周囲に迷惑をかけたくない」「あそこの池に入れたくない」……などの思いが、メンタルに悪影響を与えているのです。

後ろの組が追いついてきたときに焦ってルーティーンが取れなくなるのも、外的な要素によってプレーが変わる原因の1つです。

また、ゴルフは上達するほど複雑に考えるようになり、メンタルが崩れやすくなります。それまでは簡単に考えられていたものが難しく感じて、余計にミスを呼び込んでいるのです。

そのような時は初心に戻り、今やるべきことに集中し、弾道や落とす場所をイメージして打つよう心がけましょう

マイナス思考の執着から解放されるとメンタルが安定する

動画のポイント

安定した メンタルを保つためには、マイナス思考をプラスに変えていく工夫が大切 です。マイナスなことを考えても構いません。そのうえで、ミスしたらまた練習して上達しよう、とにかく今まで通りのスイングをしてみよう、などと前向きに考えてみましょう。

緊張でメンタルが崩壊しやすい人はゴルフ場にたくさん行こう

動画のポイント

ラウンドに慣れていない人は、緊張して普段の実力が発揮できないこともあります。そんな人はできるだけ多くゴルフ場に足を運びましょう。

このケースは、経験を重ねる以上の効果的な対策はありません。普通のコースでなく、ショートコースなどでも構いません。コンペなどにも積極的に参加をして、場慣れしていきましょう。ラウンドの数をこなせば、プレーしていく中での経験も増えて、技術的にも上達できます。

ゴルフ場を歩く時間が長くメンタルが保てない場合に見る動画

動画のポイント

良いショットを打つには、集中力が必要です。しかし、 人間は長時間集中力を保てません 。歩いて移動しているときまで次のショットのことを考えていると、肝心のショットを打つ段階で集中力は切れてしまいます。

ラウンド中に、ショットに費やす時間はわずかです。本来、集中力はショットで使うべきものですから、考えすぎないようにコントロールしましょう。

また、歩いて次のボールに向かうまでにしなければいけないのは、前のショットの感情を引きずらないことです。

これは悪いイメージだけではなく、いいショットを引きずってもミスは起きやすくなるものです。動画では、ゴルフでは隙を作ってはいけないと説いています。心と体のコントロールを保って、油断しないゴルフを目指しましょう

右脳ゴルフでメンタルを保ちスコアアップができる

動画のポイント

右脳を使ってイメージでゴルフをすると、 ポジティブシンキングが生まれることを解説した動画 です。

ポジティブシンキングはストレスの軽減にもつながり、安定したメンタルも維持しやすくなります。

ラウンドの終盤になると、疲れからメンタルを崩すケースもあります。そこで、疲れたと脳に気付かせないために口角を上げてプレーすると、体は嬉しいことが起きていると錯覚し、リラックスできて余分な力が抜けます。

また、カップに入れようと強く思いすぎるとプレッシャーになり逆効果です。それよりも、右脳を働かせてボールがカップインするイメージを持ったほうが良い結果が出やすくなります。実際に疲れた場合でも、「疲れた」などマイナスの言葉を口にせず、良いイメージを持ってプレーしましょう

 

メンタルを鍛えて、高いレベルで安定したプレーをしよう

ゴルフは技術も体力も必要ですが、メンタルが安定しなければ良いスコアは出せません。

メンタルトレーニングにはさまざまな種類がありますが、全ての人に合うとは限らないため、自身を見つめ直して、どんな状況に弱いのか、どの部分をカバーすれば良いのかを考えてみましょう。

ここで紹介したメンタルトレーニングの中に、自身に合ったものが見つかるはずです。自身に合ったメンタルトレーニングを取り入れて、安定したスコアを手に入れましょう。

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この記事を監修したプロゴルファー

樋口 健太郎

樋口 健太郎

1991年10月2日、京都生まれ。父の勧めで小学校低学年から地元のゴルフスクールに通い始める。スポーツ推薦で千葉学芸高校から立命館大学へ進学。7年間体育会ゴルフ部でゴルフの技術とゴルフを通した人格形成を学ぶ。2016年、PGAプロテストに合格し、現在は出場権のある試合に出場し、並行してコースデビューからアスリートゴルファーまで幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行なっている。大切にしていることは、まずはゴルフを楽しむこと。レッスンの面では確率やデータ、試合での経験に基づき、効率よくスコアアップのお手伝いをすること。

■使用クラブ
ドライバー テーラーメイドM4
FW キャロウェイ XR
UT AKIRA 21° 18°
アイアン AKIRA KS301
52°58° AKIRA 8シリーズ
パター スコッティキャメロン
使用ボール スリクソン zstarXV

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