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これからゴルフを始める方や初心者ゴルファーは、ゴルフボール選びに迷うことも少なくありません。ゴルフボールは、スピンがかかりやすい、飛距離を伸ばしやすいなど、種類によって特徴があります。そのため、それなりにラウンド経験を積まなければ、自分に合ったボールを選ぶのは難しいでしょう。

この記事では、スコアアップのポイントになるゴルフボールの選び方を紹介します。また、併せて、おすすめゴルフボールも一挙に紹介するので参考にしてください！

 

 

 

ゴルフボール選び方のポイント

ここでは、ゴルフボールのおすすめしたい選び方を紹介します。

おすすめの選び方は、 ゴルフボールの構造を理解すること です。そして、自分のスイングやミスショットの傾向に合わせボールを変えるメリットも理解しましょう。

ゴルフボールの構造を理解する

ゴルフボールの表面には複数の小さな窪みがあります。これは「ディンプル」と呼ばれる、ボールへの空気抵抗を減少させ、浮力を増加させる窪みです。

ディンプルの数や形、深さなどはそれぞれ違い、 市販品では約300〜400個、多いものでは500個以上のボールもあります。 飛距離を伸ばすには、ディンプル数が多いゴルフボールがおすすめです。

また、ゴルフボールは多重構造になっています。何重あるかは「ピース数」として表示され、市販品は2〜4ピースが一般的です。ピース数が多いほどスピン系に強いので、ゴルフボール選びの目安にしましょう。

ゴルフボールを変えることのメリットを理解する

同じように見えても、実は ゴルフボールにはそれぞれ異なる特徴 があります。そのため、自分スイングやミスショットの傾向に合わせることで、苦手を克服できる可能性を高められるのです。

例えば、ゴルフボールには推奨ヘッドスピードが記載されている商品もあるので参考にしたり、コントロールが安定しないならスピン系に強いボールを選んだりすることで、スコアアップに繋がるのです。

また、自分の好きなデザインやカラーのボールを選ぶことで、モチベーションを上げることもできます。

ゴルフボールの種類は大きく分けて3つ

ゴルフボールの種類は、大きく分けて以下の3つです。

• 飛距離が出やすい「ディスタンス系」ゴルフボール
• コントロールしやすい「スピン系」ゴルフボール
• バランス型「第3系」ゴルフボール

ここでは、それぞれのゴルフボールについて、特徴などを紹介します。

飛距離を伸ばしやすいディスタンス系ゴルフボール

ディスタンス系ゴルフボールは、 初心者の方、飛距離を伸ばしたいゴルファーにおすすめします。 

ディスタンス系ボールは表面は硬く内部がやわらかいため、インパクト時にボールが潰れやすいのが特徴です。潰れることで反発力が強くなり余分なスピンを抑えるので、吹け上がらず飛距離を伸ばせます。

また、余分なスピンを抑えるため、ボールが曲がりにくいのも特徴です。そのため、初心者ゴルファーにありがちな、スライス回転のかかりすぎも防ぐ効果が期待できます。

スピンがかかりやすいスピン系ゴルフボール

スピン系のゴルフボールは、 コントロールショットやアプローチショットに重点を置くゴルファーにおすすめします。 

スピン系ボールは表面はやわらかく内部が硬いため、インパクト時にボールとフェース面が長く接するのが特徴です。長く接することでスピン量が増えて、グリーン上にボールを止めるショットが打てたり、ピンをダイレクトに狙ったりなどコントロールショットを打ちやすくなります。

しかし、スピン量が増えることでボールは曲がりやすくなるので注意しましょう。

バランス型の第3系ゴルフボール

第3系ゴルフボールは、ディスタンス系とスピン系の中間といえるボールです。ディスタンス系はドライバー、スピン系はアイアン、とそれぞれ重視するクラブが違います。

第3系ボールは表面も内部もやわらかいので、ドライバーで飛距離を伸ばしたい、アイアンでコントロールしたい、これらのバランスを重視したゴルフボールなのです。

バランスは良いですが、ディスタンス系より飛距離は伸びない、スピン系よりスピン量は少ない、という特徴もあります。

しかし、 バランスを重視しつつゴルフを上達させたい方にはおすすめです。 

ゴルフボールおすすめの選び方とは？

ゴルフボールにはそれぞれ特徴があるため、プライスタイルや技術レベル、予算などを考慮し自分マッチしたものを選ぶ必要があります。

ここでは、ゴルフボール選びの6つのポイントを紹介しましょう。

自分のプレイスタイルや目的に合わせて選ぶ

例えば、プロやシングルプレイヤーが好んで使っている優れたゴルフボールでも、 自分のプレイスタイルや目的に合っていなければ意味がありません。 

前述したように、ゴルフボールには飛距離重視のディスタンス系、コントロールやアプローチ重視のスピン系、バランス型の第3系など、プレイスタイルや目的で特徴が異なります。

プレイスタイルや目的、改善したいことがハッキリしているなら、ディスタンスやスピン系がおすすめです。まだ自分のプレイスタイルが分からない初心者ゴルファーの方は、第3系を試してみるのも良いでしょう。

予算や自分のレベルに合わせてピース数を選ぶ

価格をボール選びのポイントにする方も多いのではないでしょうか。ゴルフボールは、1個数百〜数千円と価格帯に大きな幅があり、一般的にピース数が多いほど高性能で価格も高くなります。

しかし、高性能だからといって初心者の方に合うとは限りません。例えば、スピン量が増えすぎてボールが曲がったり吹け上がったりするなど、ミスショットの原因にもなるのです。

ミスショットはOBや池ポチャなど、ボールを紛失する可能性が高くなります。そのため、 初心者の方には紛失を考慮しコスパ良いロストボールもおすすめです。 

推奨ヘッドスピードと照らし合わせて選ぶ

ゴルフボールには、推奨ヘッドスピードが表示され販売されています。自分のヘッドスピードと照らし合わせて選ぶようにしましょう。自分に合うボールは扱いやすく、ボールの性能を効率良く引き出すことができます。

自分のヘッドスピードを知るには、ショップで計測してもらうのが確実ですが、 「ドライバーの飛距離 ÷ 5.5」 でも計算可能です。

【計算例：ドライバー飛距離220ヤードのケース】

・220ヤード ÷ 5.5 = 40m/s

 飛距離220ヤードでのヘッドスピードは、約40m/sとなります。 

飛距離を伸ばしたいならディンプル数が多いもの選ぶ

飛距離を伸ばしたいならディンプル数が多いボールを選びましょう。ディンプル数とは、ゴルフボールの表面にある窪みです。 一般的なディンプル数は300〜400前後、多いものでは500以上 のボールもあります。

ディンプルには、ボールへの空気抵抗を減少させ、浮力を増加させる働きがあるので、飛距離を伸ばせるのです。

ティーショットの飛距離が伸びれば、セカンドショットでグリーンを狙いやすくなります。飛距離に課題を感じるならディンプル数も参考にしましょう。

ロストボールしやすい人はカラーを選ぶ

初心者のうちは球筋が安定しないため、ロストボールしやすくなります。ボールの紛失を減らすために、探しやすいカラーボールもおすすめです。

さまざまな種類があるので、カラー別の特徴を紹介します。

• イエロー：多くのゴルファーが使用している。蛍光色で探しやすい
• オレンジ：蛍光色で探しやすい
• レッド：蛍光色で探しやすい
• グリーン：蛍光色で探しやすい
• ピンク：落下時見づらい。使用者が少なくおしゃれ
• ゴールド：個性的でおしゃれ
• ブルー：個性的でおしゃれ
• 水色：あまり見つけやすくはない
• ブラック：見つけにくい。個性的でおしゃれ

見つけやすいのも重要ですが、 個性的でおしゃれなのもカラーボールの特徴です。 

プレイする季節や気候で選ぶ

冬の季節や寒い気候のコースでは、飛距離が落ちると言われています。これは、ゴルフボール内部の温度が低下するためです。

気温が低いと、ボール内部が硬くなり反発力が低下します。そのため、ボールのスピン量が増加し飛距離が低下してしまうのです。

スピン量増加が飛距離低下の原因なら、スピン系ボールではさらに飛距離を落としてしまいます。

 冬などの気温が低い季節ではディスタンス系のボールを選ぶ など、工夫する必要もあるのです。

 

ゴルフボール選びで理解しておきたい「ロストボール」とは？

ロストボールとは、ルールとしての認識、ボールを失くすこと、中古のボールなど、さまざまな認識があります。

ここでは、ラウンド中のルールにおけるロストボールを説明したうえで、中古ボールを購入するメリットとデメリットを紹介しましょう。

ロストボールのルール

ロストボールとは、 ショットしたボールをOBエリア以外のインエリアで紛失してしまうこと です。ロストボールとなった場合、ショットした位置に戻り1打罰で打ち直します。

もちろんボールを探しだせれば、その位置からプレイ続行可能です。しかし、ボールを探し初めてから、3分以内に見つけなければいけないルールがあります。

そのため、怪しい場所にボールが飛んだら、予め暫定球を宣言し打ち直してから探す方が効率的です。暫定球を打ったとしても、最初のボールが見つかればペナルティ無しでプレイを続けられます。

ロストボールのメリット・デメリット　

ここで説明するロストボールとは、ゴルフ場の池やOBゾーンに落ちたゴルフボールを専門業者が回収、洗浄し販売しているものを指します。

ロストボールを使用するメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット

• 安い金額で大量に買える
• ボールを無くしやすい初心者にとってコスパが良い

最初のうちはボールをいくつも紛失してします。安価なロストボールを大量に用意しておけば安心です。ラウンド中に所持ボールすべてを紛失し、同伴者に借りたり貰ったりすることは絶対に避けましょう。

デメリット

• 種類の違うボールが混合で販売されている
• 毎回違う性能のボールを打つことになる

シリーズやメーカーを統一し販売されているボールもあります。また、A〜Cなど状態をランク付けして売られていることが多いので、参考にしましょう。

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ゴルフボールおすすめメーカーの特徴

ゴルフ用具は、クラブメーカーにより特徴が異なります。各メーカーの特徴を理解すれば、自分に合うゴルフボールを見つける参考になるのではないでしょうか。

ここでは、おすすめゴルフクラブメーカーの概要や特徴を紹介します。

タイトリスト

※出典：GDOゴルフショップ

 

タイトリストは、 上級者向けのゴルフクラブメーカー です。

世界的に有名なアメリカのメーカーで、多くの契約プロが数々の好成績を挙げています。

ボールに関しては、 「ゴルフボールと言えばタイトリスト」 と言うぐらい愛用者が多いトップメーカーです。世界各地のプロゴルファーがボール契約し、その数は圧倒的なシェア数を誇っています。

クラブは上級者向けなのでステータスも感じられますが、初心者向きではありません。デザインはシンプルなので、幅広い年齢層のゴルファーから愛用されています。

ダンロップ　スリクソン

※出典：スリクソン

スリクソンは、 パワーを重視したい中級者以上向けのゴルフクラブメーカー です。

自動車のタイヤメーカーのダンロップが手掛けるゴルフクラブメーカーで、国内メーカーとして数多くのゴルファーが愛用しています。

ボールに関しては、世界的に1割程度のシェアですが、国内では3割程度のシェアを誇る人気メーカーです。世界で活躍する日本のトップゴルファー松山英樹プロも、スリクソンのボール、アイアン、アパレル契約をしています。

ダンロップ　ゼクシオ

 

出典：ゼクシオ

ゼクシオは、 初級〜上級者まで、多くのゴルファー向けの使いやすいゴルフクラブメーカー です。

クラブの芯が大きめでミスショットを防ぎやすい設計のため、幅広い層のゴルファーが愛用しています。ボールに関しては、ソフトな打感が特徴で初心者や女性女性ゴルファーにも人気があるのも特徴です。

しかし、ダンロップの他ブランドにくらべ、価格が若干高めに設定されています。そのため、中年より上の世代で特に愛用者が多いのも特徴です。

 

キャロウェイ

 

※出典：GDOゴルフショップ

キャロウェイは、 初級者向けのゴルフクラブメーカー です。

アメリカのメーカーですが、約4割を日本向けとして設計し販売しているので、扱いやすく女性ゴルファーにも人気があります。また、価格も低めに設定されているので、初心者ゴルファーも手を出しやすいメーカーです。

ボールに関しては、シェアが高いとは言えません。しかし、アパレルはおしゃれなものが多く、それに合わせてボールやグッズをそろえる女性ゴルファーが多いのも特徴です。

また、世界中のゴルファーが愛用するパター「オデッセイ」シリーズも人気となっています。

ブリヂストン

※出典：ブリジストンゴルフ通販

ブリジストンは、 初級〜上級者向けのゴルフクラブメーカー です。

しかし、世界のトップゴルファー向けに開発していた経緯もあるのでアスリート向けのメーカーとも言えます。

ボールに関しては、国内一流タイヤメーカーのブリヂストンなので、もともと人気は低くありません。しかし、2019年マスターズでタイガー・ウッズが奇跡の復活勝利をした際に使用していたことから、さらに多くのゴルファーが使用するようになりました。

ゴムメーカーなので、ゴルフへの参入はボールからということもあり、品質は折り紙つきです。

ミズノ（MIZUNO）

 

※出典：GDOゴルフショップ

ミズノのクラブはアマチュアゴルファーの間で、難しいと言われることがあります。それは、しっかりとクラブの芯でインパクトしなければクラブの性能を最大限に引き出せず、ミスショットのリスクが高くなるからです。

ボールに関しては、国内トップシェアを誇る野球ボールを始め、さまざまなスポーツでのノウハウがあるミズノなので信頼性は高いといえるでしょう。

ゴルフ用品全般の価格は高めですが、 長期に渡って愛用するゴルファーが多い のも特徴です。

本間ゴルフ

 

※出典：GDOゴルフショップ

本間ゴルフは、 上級者向けのゴルフクラブメーカー です。

高級ゴルフクラブという印象が根強いため、初心者で使用するゴルファーは多いと言えません。しかし、昨今では賞金女王にも輝いたイ・ボミプロが使用していることから、一般ゴルファーからの人気も高くなっています。

ボールに関しては、低価格帯でありながら性能が劣ることもなく、高い評価を受けているのが特徴です。最近は高級品のイメージは薄れ、ゴルフ用具全般がリーズナブルなので、使用するゴルファーも男女問わず増えています。

テーラーメイド

 

※出典：GDOゴルフショップ

テーラーメイドは、 初級〜上級者向けのゴルフクラブメーカー です。

アパレルも数多く販売しているので、季節を選ばずゴルフファッションを楽しむ女性ゴルファーも多くいます。そのため、男女問わず人気のメーカーです。

ボールに関しては、テーラーメイドの歴史は浅い方ですが、TP5シリーズなど世界のトップゴルファーが愛用しているため、国内のアマチュアゴルファーの使用率も低くはありません。

また、テーラーメイドは2017年まで日本でも人気があるスポーツメーカー「アディダス」の傘下でした。そのため、国内の幅広い年齢層のゴルファーが使用しています。

キャスコ

 

※出典：日本ジュニアゴルフ協会

キャスコは、 初級〜中級者向けのゴルフクラブメーカー ですが、幅広い層のゴルファーが愛用する、カラーボールの代表的なメーカーという認識が高いのではないでしょうか。

特に「KIRA」シリーズは人気があり、豊富なカラーやスマイルマークなど、女性や若い層のゴルファーから支持を受けているボールも多くあります。

カラーボールなので打ったあと目で追いやすいのも特徴ですが、見た目だけではなく性能も高いと評価されるボールです。

出典：ファンクリ