【プロ監修】アプローチでピッチングウェッジを使いたい!上達する練習動画付き

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【プロ監修】アプローチでピッチングウェッジを使いたい!上達する練習動画付き

残り100ヤードを切った場面で使うことの多いクラブがピッチングウェッジです。アイアンでは飛びすぎてしまう時や、ピン寄せ・グリーンオンを成功させたい時など、確実ににショットが決まるコツをはじめ、プロのレッスンを学べる動画を紹介します。

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ピッチングウェッジの特徴

ウェッジ系の中ではロフト角が小さめ(45~47度)

ピッチングウェッジは、 グリーン周りでボールを転がしてピンに寄せたいときや、ミドルアイアンではオーバーしてしまうときに使用 します。

残り100ヤード以内の場面で使うクラブには、ほかにサンドウェッジやアプローチウェッジ、9番アイアンがあります。しかしそれぞれに得意な飛距離があるため、残りのヤードに応じて使い分けると良いでしょう。

他のクラブの平均飛距離は以下の通りです。(※40代男性の場合)

  • サンドウェッジ 80ヤード(ロフト角は54~58度)※深いラフ向き
  • 9番アイアン 115ヤード
  • アプローチウェッジ 95ヤード(ロフト角は45~52度)※ピッチングウェッジとサンドウェッジの中間

 

ピッチングウェッジでうまくアプローチするには

ここからはピッチングウェッジの上手なアプローチのコツを解説します。

ピッチングウェッジのアプローチはハンドファーストで左足体重

ピッチングウェッジでアプローチする時の 基本は、ハンドファーストで左足重心に構えること です。そうすることにより低い弾道で転がりを利用した安定性のあるアプローチが可能になります。

低めのボールを打つには、トップの手首の角度をキープした状態で、ターゲット方向へ手を押し出すように、ハンドファースト気味にインパクトします。ハンドファーストを意識することにより、クラブフェースをほどよく立てるため、ボールをがっちり捕まえた状態の強弾道になります。

ピッチングウェッジのグリップは短く

残り100ヤードを切った場面でのアプローチショットは、 何よりもコントロールが肝心のため、グリップの位置で飛距離を調整 します。具体的には、グリップの中央寄りに短く持ちましょう

クラブと体に一体感が生まれて重心が安定するため、ヘッドの操作性が高まります。そしてスイングがコンパクトになる分、飛距離もほどよく収まり、狙った場所にボールを落としやすくなるというわけです。

ピッチングウェッジでマン振りしない

先に述べた通り、 ピッチングウェッジは飛ばすことではなく、狙った位置にボールを運ぶことが目的 なので、、マン振りは必要ありません。またマン振りは大ミスをする可能性があります。

残り100ヤード以下の距離を正確にコントロールするには、グリップを握る長さのほかにスイング幅をコンパクトに変える方法も有効です。。

スイングをコンパクトにするには、トップを肩の高さまでにおさえて、時計の10時から2時までの振りを意識します。この時、力まないように注意します。自分のリズムで振れるように、時計盤をイメージして何度か素振りするとよいでしょう。

加えて、コンパクトな振りでどの程度の飛距離を出せるかを把握しておくと、実践でピッチングウェッジを使う時に役立ちます。

なお、コンパクトな振りを安定させるために、体重移動は必要なく、左足重心でスイングしましょう。体重配分は左足に6割がおすすめです。

ピッチングウェッジはダフリに注意

ピッチングウェッジでアプローチやショットをするときはダフリやシャンクのようなミスヒットに注意しましょう。 コントロールしようとするあまり、通常のショットのような振り抜きができずミスヒットにつながる場合も あります。

このようなミスショットを誘発しないためには、以下の点を意識しましょう。

ピッチングウェッジのミスショットを防ぐ3ポイント
  1. 自然な状態で腕を伸ばす
  2. 自然なフェースローテーションをする
  3. インサイドイン軌道を意識する

1は、ボールを飛ばしたいあまりに力みからくる腕の過剰な伸びが、すくい打ちのミスを招きます。ボールにあまり注力することなく、ほどよく力を抜いてスイングしましょう。すると腕が自然に曲がり、脇を締めた状態でボールをミートしやすくなります。

2ではインパクトからフォロースルーにかけて手元が身体から離れない意識を持ちましょう。それにより自然とフェースがローテーションするため、球をうまくとらえられる確率が高くなります。

シャンクする人は3を意識してください。ボールがネックに当たる場合は、軌道がアウトサイドインになっている可能性が高いです。ネックにボールを当てないようにするには、インサイドインの軌道を意識します。早く振る必要なないため、インサイドインの軌道でゆったりと振る練習を行うとよいでしょう。

ピッチングウェッジのアプローチをマスターするドリル動画8選

ではここから、ピッチングウェッジのアプローチをマスターするレッスン動画を8本紹介します。日頃の練習に取り入れていない方法や自分に合うドリルを見つけて、上達に繋げましょう。

ピッチングウェッジを上手く扱うための考え方と打ち方

アプローチのダフリやトップを避けるための考え方や打ち方を紹介している動画です。

動画のポイント
  • アプローチは、ロフトが大きいほどダフリやトップがしやすいため、ピッチングウェッジかそれ以上のクラブが望ましい
  • スイングする前に、どの程度距離を飛ばすかを決めておく
  • ダフり予防は、クラブの最下点をボールの先にセットするために、左足体重にする
  • “肘を曲げない”バージョンのパターをイメージし、ハンドファーストでスイングする
  • メリハリのあるテンポで打つ
  • スタンス幅は飛ばしたい距離で決める

ピッチングウェッジを選ぶ基準を学ぶ

フェアウェイからの基本のクラブ選びについて、芹澤信雄プロが解説している動画です。
本編では、 クラブの中で自分が一番成功率の高いアプローチを選ぶことが重要 だと説明しています。そこでピンまで33ヤードの時点から、ピッチング、サンドウェッジ、50度のロフトのウェッジそれぞれで打ち、どれが最も正確に打てるかを確認。

動画では、 芹澤信雄プロが「(どの条件でも)サンドウェッジで対応しようとすると難しくなる」と説明 しています。

動画のポイント
  • 残りのヤードを把握したうえで、目的にあわせてクラブを選ぶ
  • 得意なクラブは人それぞれ
  • サンドウェッジに慣れている人は問題ないが、余計なスピンがかかる場合があるため注意が必要

武市ゴルフ道場の基本アプローチ

武市悦弘プロがピッチングウェッジで失敗しないアプローチ方法を解説しています。

先に述べたピッチングウェッジの打ち方を、別の視点からわかりやすく説明。 クラブの重みを利用してスイングする手法は、初心者でも理解しやすい練習法 になっています。

動画のポイント
  • クラブを垂直に持ち、ヒールを浮かせて体をクラブに近づける
  • 手首を固定し、グリップを短めに持つ。指がシャフトに若干かぶってもOK
  • 振り子をイメージしてスイング
  • クラブのヒールが地面をこするように振る

古閑美保プロ流、PWで寄せるテクニック

残り100ヤードからのピッチングウェッジの打ち方を古閑美保プロが伝授する動画です。

動画のポイント
  • ピンに近づくほど力が入りやすい
  • 短いクラブはリズムが速くなるため左に行きやすくなる
  • インパクトの強弱で飛距離を調整する方法はミスショットになる可能性がある
  • ピッチングウェッジを短く持ち、小さく構えてしっかりインパクトするスタイルが古閑流

ピッチングウェッジのグリーンオーバーでのアプローチ

芹澤信雄プロが教える、グリーンオーバーをした後のアプローチ方法です。
本編では、ターゲット方向へ向かって芝が下る状況の中で、いかにピンへ寄せるかを解説しています。
打つ時、 芹澤プロは「100や80を切る人は、ピンに寄せるためのイメージが大事」と指摘 。また、ヤードに対して、クラブのキャリーとランそれぞれで、どの程度の飛距離を出したいかを具体的にイメージするべき、と説明しています。

動画のポイント
  • 今回の場合では、サンドウェッジは飛距離が大きすぎるため、ピッチングウェッジを採用
  • 下りの場合の飛距離を、スイング前に計算しておく
  • キャリーではなく転がして飛距離を出す
  • 飛距離をふまえてボールを落とすポイントを決める
  • ノーコックでクラブを滑らせる
  • 常日頃の練習で、自分のスイングの飛距離を把握する

ピッチングウェッジの飛距離をコントロールするコツ

実践ですぐに使える、ピッチングウェッジの飛距離をコントロールする方法です。
ラウンドではフルショットできない場面が多いため、飛距離のコントロールは必要不可欠と動画で説明。そのうえで、 ピッチングウェッジの飛距離を3段階で打ち分けることができれば、スコアアップに役立ちます 

動画のポイント
  • ボールを高く上げたくない時、ライが悪い時はピッチングウェッジが有効
  • スイングの振り幅を明確に決めておくと、飛距離が安定する
  • 飛距離のバリエーションを作っておくとスコアアップに有利
  • スイングの振り幅の再現性を高めるには右手の振り方がポイントになる
  • すくい打ちのように右手が下から入るとスイング幅をコントロールしづらいためNG
  • 上から下へ向かって右手がゆるやかに降りると、フィニッシュでスイングを止めやすい
  • 左脇を締めるとさらにスイング幅が安定する

ショートアイアンで飛距離が出なくなった場合の応急処置方法

ピッチングウェッジを含む、ショートアイアンでやりがちなミスショット「ダフリ」をクリアする打ち方を解説する動画です。

ショートアイアンで 飛距離が出なくなる原因は、インパクト前に手元がほどけてしまい、ハンドファーストが崩れ、すくい打ちになる点にあると説明 しています。
すくい打ちを避けるには、ハンドファーストで打てるかをチェックします。この時、最初は腰からのスイングで行い、慣れてきたら肩まで振り上げ、最終的にはフルスイングでハンドファーストを崩さないように振ります。

動画のポイント
  • 飛距離が出なくなる原因は、ハンドファーストの崩れ
  • ハンドファーストを崩さないためには手首の形をキープした状態でスイングする
  • コックがほどけやすい場合は、右手の親指と人差し指を外して構える

【番外編】サンド、アプローチで打ち分けるコツ

番外編として、アプローチに定評のある池村寛世プロの目線から、サンドウェッジ、アプローチウェッジのショットを解説した動画も紹介します。

動画では残り10ヤードの距離から、最初にサンドウェッジ(59度)、次にアプローチウェッジ(54度、49度)のショットを披露しています。

 

コントロールショットの精度がスコアを左右する!

実際にコースでプレーをしていると、強振をしたくなる場面は多々ありますが、、ラウンドではコントロールショットをいかに精度高く操作できるかが勝敗を分けます。

各クラブごとにどれだけの飛距離を出せるのかを把握しておくことが、コントロールショットを成功させる第一歩です。

ピッチングウェッジをはじめとしたウェッジ系も同様に、飛距離を把握し、正確なアプローチができるようにドリル動画で頑張りましょう!

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この記事を監修したプロゴルファー

樋口 健太郎

樋口 健太郎

1991年10月2日、京都生まれ。父の勧めで小学校低学年から地元のゴルフスクールに通い始める。スポーツ推薦で千葉学芸高校から立命館大学へ進学。7年間体育会ゴルフ部でゴルフの技術とゴルフを通した人格形成を学ぶ。2016年、PGAプロテストに合格し、現在は出場権のある試合に出場し、並行してコースデビューからアスリートゴルファーまで幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行なっている。大切にしていることは、まずはゴルフを楽しむこと。レッスンの面では確率やデータ、試合での経験に基づき、効率よくスコアアップのお手伝いをすること。

■使用クラブ
ドライバー テーラーメイドM4
FW キャロウェイ XR
UT AKIRA 21° 18°
アイアン AKIRA KS301
52°58° AKIRA 8シリーズ
パター スコッティキャメロン
使用ボール スリクソン zstarXV

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