【プロ監修】アプローチの打ち方の基本とコツを解説!今すぐ上達する練習動画付き

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ドライバーやアイアンでどれだけショットが良くても、アプローチがうまくいかないとスコアは上がりません。アプローチが上達すれば、ドライバーやアイアンで多少ミスをしてもカバーできる強みにもなります。ここでは、アプローチの基本のアドレスとスイングのコツ、狙う距離ごとのポイントやアプローチをうまく打つための練習法を、動画も交えて紹介していきます。アプローチの基本をマスターして、スコアアップにつなげていきましょう。

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目次

アプローチの基本は転がして寄せること

アプローチで失敗しないためには、転がす方法が簡単でおすすめです。

転がすアプローチはランニングアプローチと呼ばれ、グリーンの周りであればパターを使う方法もありますが、AWやPW・ショートアイアンを使って低く転がしていく方法が一般的です。

アプローチのイメージとして、柔らかくボールを浮かせてキャリーを出し、目標のポイント近くに落とすショットを連想する人も中にはいるでしょう。
しかし、ボールを浮かす打ち方はミスも起こりやすくなります。

ゴルフでは、ミスをする確率の少ない選択肢を選ぶことが、スコアアップにつながります。目標までにバンカーなどの障害物がなく、 転がして寄せられる方法があるのであれば、ランニングアプローチを積極的に取り入れる よう心がけましょう。

アプローチの打ち方3つの種類

アプローチの基本は転がしです。しかし、状況によっては使えない場合もあります。ここでは、状況に応じたアプローチの打ち方を3種類紹介します。それぞれをマスターして使い分けられるようにしましょう。

ランニング

主に9番、PW などを使用して転がして寄せる方法を「ランニングアプローチ」といいます

ボールをほとんど上げず、主にランによって距離を稼ぐアプローチの基本となる打ち方です。

アプローチの際にスイングが小さくなるため、 トップやダフリなどのミスを抑えられる点が大きなメリット となります。また目標まで転がして寄せるため、カップの上をボールが通過した場合にはチップインが期待できます。

その反面、目標の地点までに深いラフやバンカー、池などがある場合には使えず、使えるシーンが限られます。ロフトが立ったアイアンを使用する場合など、目標までの距離を合わせるのが難しい側面もあります。

ロブショット

SWや60°や58°でフェースを開いて高くボールを上げて寄せるアプローチを「ロブショット」と呼びます

ロブショットは、フワリと浮くような球筋が特徴で、 目標の近くに落としてランを抑えたい場面などに有効なアプローチ の方法です。

しかし、距離の割に大きくスイングする必要があり、フェースも開いて打つため、正しい打ち方を身につけなければ難易度の高いアプローチになります。

より高くボールを上げるため、ロブショットはアプローチの中で最も難易度の高いショットです。成功したときは気持ちの良い方法ですが、リスクを考えると多用は控えるべきでしょう。

ピッチ&ラン

ピッチ&ランは、PWやAW、SWなどを使用して打つアプローチです。

グリーンに乗せるまではキャリーで運び、グリーン上ではピンまで転がします。キャリーとランの比率は、イメージとしてはちょうど半分ずつです。

ラウンド中にも使う場面が最も多いアプローチの方法で、習得しておくとさまざまな場面で役立ちます。また、SWだけでなく、他のクラブでもできるように練習しておくと、キャリーとランの比率を変えて状況に応じたアプローチができるようになります。

ミスは少ないものの使用できる機会が限られるランニングアプローチや、難易度の高いピッチショットと比べ、 ピッチ&ランはリスクとリターンのバランスが取れた、使いやすいアプローチ の方法です。

アプローチに使うクラブは打ち方と状況で選ぶ

アプローチの際に使うクラブはPW、SW、AWが基本です。しかし、必ずしも全てのウェッジを使用しなければいけないものではありません。

打球の高さやボールを落とす場所、ランの距離といった要素から判断し、状況に応じて7番アイアンなどを使うと寄せやすいケースもあります。

ただ、慣れていないクラブでアプローチをすると、大きなミスをする可能性も高くなります。そのため、多くの選択肢を使えるように普段から練習しておきましょう。

確実に寄せるには、ミスが起きにくい方法を選択することも大切です。ロフト角の小さいクラブであればミスを最小限に抑えられます。
グリーン周りでランニングアプローチを行う場合、パターで打つ方法も検討しましょう。

また、クラブのヘッドとソールの形によってもミスの確率は変わります。ヘッドが大きいほどボールを捉えやすく、多少のミスであればカバーできます。一方でソールが広いクラブは、ヘッドが地面に刺さるミスを軽減してくれるのです。

アプローチの打ち方で大切な基本のアドレス

アプローチでミスなく確実に寄せるためには、正しいアドレスが不可欠です。ここでは、グリップやスタンス、ボールの位置など、アドレスの基本を説明します。

アプローチの基本のアドレス1.グリップは短めに持つ

アプローチの際には、グリップの握る長さを変えた方がミスも少なくできます。グリップは、通常よりも短めに持つと良いでしょう。

グリップの中央に両手が来るイメージを持つと、正しく握れます。 短く持てばボールと体の距離も近くなり、しっかりとボールに当てやすくなります 

握り方は普段よりもストロング気味がおすすめです。 ストロングに握るとフェースを返しやすくなる ため、ボールを包み込みやすくなってランの出る打球を打ちやすくなります。

アプローチの基本のアドレス2.ボール位置はスタンス中央

アプローチの際、ボールの位置も大切な要素です。

基本的に、アプローチではボールをスタンスの中央に置くことを意識しましょう。そのうえで、アプローチの種類に応じて位置をずらしながら調整します。

中央よりも 右寄りに置くとランが多めに出て、左寄りに置くとボールを高く上げやすくなります 。そのため、ランニングアプローチの場合は右足の前あたり、ロブショットの場合は左足かかとの延長線上に置けば、ミスも出にくくなるのです。]

アプローチの基本のアドレス3.スタンス幅は狭く取る

アプローチの際に、余計な動きが入ると飛距離の安定性がなくなり、ミスショットが起きやすくなります。

体重移動を必要以上にしないためには、スタンスの幅を狭くとるように心がけましょう。スタンスの幅は、拳1つ分から肩幅あたりまでです。

スタンスは、転がす場合ほど狭くとる意識を持ちます。 ランニングアプローチの場合はスイング幅が小さいため狭くとり、ピッチショットではスイングが大きいため広めに意識 します。

アプローチの基本のアドレス4.重心は左足に8割

 

アプローチでの重心は、基本的に左足に比重を多く構えます。
近距離を小さな振り幅で打つことが多いアプローチでは、体重移動は必要ありません

アドレスからテイクバック、その後のフィニッシュまで 左足重心を意識することにより、体重移動を抑制することができ、より安定したインパクトを迎えることができます 

急な斜面などの特殊な状況でない限り、アプローチは左足重心を意識しましょう。

アプローチの基本のアドレス5.ハンドファースト

アプローチショットでは高い再現性が必要です。

イメージした打球の高さやスピン量を安定して再現するには、ハンドファーストで構えます。左足付け根の真ん中あたりにグリップエンドを向け、左腕からシャフトにかけて真っすぐになるよう構える意識を持ちましょう。

また、ハンドファーストの度合いはアプローチの種類によっても変わります。 転がすアプローチが最もハンドファーストの度合いが大きく、ボールを上げる高さに応じてハンドファーストの度合いも小さくなります 

アプローチの基本のアドレス6.オープンスタンス

アプローチでは、オープンスタンスの構えが基本です。
一般的に、短距離のショットではスイングの幅も小さくなり、上半身の動きも小さくなって体重移動しにくくなるものです。しかし オープンスタンスで構えると、下半身でリードしやすくなり、手打ちなどのミスも軽減できる のです。

短距離のアプローチショットではオープンスタンスの度合いが大きく、オープンスタンスにすることにより、フォロースルーの出しやすさや方向性の合わせやすさを重視することが安定したアプローチをする秘訣です。

アプローチの打ち方で意識したい3つのスイングのコツ

アプローチを打つ場合、スイングでも大切なポイントがあります。正しいアドレスをマスターしたら、次はスイングにも意識を向けてみましょう。ここでは、アプローチの打ち方で意識したいスイングのコツを3つ紹介します。

アプローチでは頭を残して打つ

安定したアプローチショットを実現するには、頭の位置を動かすことなく打つよう心がけましょう。
なぜなら、頭の位置がずれると、トップやダフリの原因になるからです。

意識しても頭の高さが変わってしまう場合、スイング中に伸び上がっていたり他の場所が動いていたりする癖がないか、チェックしましょう。

また、背筋が伸びきっていない場合も、頭の高さが変わってしまう要因の一つです。

 

アプローチは両脇を締め手首を固定する

安定したアプローチショットには、しっかりめのグリッププレッシャーも大切です。

意識しなければ手首は自由に動いてしまいます。ですから“手打ち”のショットは結果も安定しないのです。

また手首を使うとミスも多くなり、ミスショットの原因になります。グリッププレッシャーを強めにすることにより、余計な手首の動きを抑え、体の回転を使ってスイングするように心がけましょう。

両腕とグリップで作り出す三角形をキープしたままスイングをすると、手首も使わずに体の大きな筋肉を使って安定したアプローチショットができるようになります。

 

アプローチのスイングでは重心を一定に保つ

短距離のアプローチでは、ショットの振り幅も小さくなります。この時、体重移動をしてはいけません。

重心の動かないスイングは、手打ちのように感じてしまう人もいるでしょう。通常のスイングに慣れていると窮屈に感じるものですが、この場合に体重移動しながら振るとミスショットに繋がるため、練習して慣れる必要があります。

 

スイング幅ごとの距離を把握してアプローチの打ち方を極める

アプローチは、どのクラブを選択し、どの程度の振り幅でスイングするかによって飛距離が変わります。

基本のアドレスとスイングのコツを習得したあとは、クラブやスイングの違いによる自分の飛距離を把握しましょう。

時計の針になぞらえて、8時から4時までのスイングで稼げる距離も把握しておくと良いでしょう。それぞれの飛距離を把握しておくと、ラウンドの残り距離によって使用するクラブやアプローチの方法を迷わず選択できるようになり、スコアアップにもつながります。

<距離別>アプローチの打ち方のコツ

アプローチは、距離に応じて打ち方も変わります。目標までの距離に応じた打ち方を習得しておけば、アプローチで安定した結果を得られるでしょう。ここでは、10ヤード・30ヤード・50ヤードでの打ち方のコツを紹介します。

【10ヤード】小さなバックスイングで打つ

残り10ヤードでは、アプローチはPWやAWを使い小さなスイングで打つのが基本です。

スイングが小さくなると、手先で打ちがちです。手首をこねて手打ちになると、花道など打ちやすい場所からのアプローチでもミスが出やすくなるので注意しましょう。

 ミスを減らすには、腕の三角形を崩すことなく振る フォームを身につけます。手首ではなく、体の中心を使って振り幅を決めれば、振り幅に応じて安定した飛距離を出せます。

【30ヤード】基本のアドレスで打つ

残り30ヤードのアプローチは、アプローチの基本といえる距離です。

グリップやスタンス、ボールの位置など、基本のアドレスで打つよう心がけましょう。ボールの位置は通常は中心に置きますが、ボールの高さを出し、ラン(転がり)の割合を減らしたい場合は、やや左足寄りにボールを置くことにより球の高さを出せます。

 スイングは、振り幅だけを考えて距離を合わせると安定 します。また、クラブはPWやAWをを使用すると、やさしく確実にアプローチできるでしょう。

【50ヤード】胸のラインを意識して打つ

短い距離のアプローチは、小さい振り幅のスイングを覚えれば習得できます

しかし、50ヤードは中途半端な距離で、合わせるのも難しくなります。振り幅はハーフスイングあたりになるでしょう。バックスイングを終えたところで、腕と地面が水平になる意識を持つと、正しいスイングでアプローチできます。

しかし、パワーや体格により個人差があるため、自分にとっての50ヤードの振り幅を把握しておく必要があります。

スイングは 体の大きな筋肉を使うように心がければ、スイング軌道が安定して再現性も高くでき、距離も合わせやすくなります 

アプローチの打ち方の動画レッスン5選

ここでは、アプローチの打ち方を覚えるレッスン動画を5つ紹介します。動画を見て練習を積み、アプローチに対する苦手意識をなくしましょう。

左足重心の打ち方をするために右足を浮かせてアプローチを打つ

アプローチショットの場合、左足に重心を乗せてスイングする感覚が必要です。

左足に重心を置いたまま体重移動なく打つ方法は、普段のショットの感覚と異なり戸惑う人も多いでしょう。

しかし、ここで体重移動をするとスイング軌道がずれてミスが起きやすくなるため注意が必要です。動画では、 アドレスで右足を浮かせたままアプローチする練習方法について説明 しています。練習を重ねれば左足重心の打ち方が習得でき、ミート率も上がります。

 

アプローチのダフリを防止するためにティーアップして打つ

手首を使わずに打つよう意識しても、気付かないうちに使っているケースも目立ちます。

そこで、 ティーアップした状態のボールを打つ練習を動画で紹介 しています。ティーアップなしの状態では、マットが滑ってミスに気付きにくくなりますが、ティーアップしてボールを打つと、手首を使ったときにヘッドがティーに当たりミスに気付くので、おすすめの練習方法です。グリップを短めに握り、体を使って打つ意識を持ちましょう。

 

アプローチのミスを減らすためにマットの端にボールを置いて打つ

練習場ではマットの上にボールを置いて打つため、多少のミスは気付きにくくなるデメリットがあります。

そこで、 マットの端にボールを置いて打つ練習動画を紹介 します。
ボールはマットの隅に、ボール1つ分の感覚をあけながら置いていきましょう。

ダフったときはマットに当たるため、ミスに気付きやすくなります。並べているボールを連続して打つとき、他のボールを打たないように意識するので、スイングスピードを抑え
た打ち方も自然に身につきます。

 

アプローチの距離感と転がりをイメージするため手で投げてみる

アプローチショットの際、距離感と転がりの感覚が身につけば理想のショットをイメージできます。
そこで、 グリーンエッジから手でボールを投げて感覚をつかむ練習法の動画を紹介 します。

手で投げる方法は、アプローチの際に正解となる距離感と転がりのイメージをつかむためです。
できるだけ低い位置から投げるよう心がけ、距離感とボールの上がる高さの感覚をつかみましょう。手で投げたときのイメージを持ってアプローチすると、成功率も上がります。

 

打ち方をマスターするため自宅でアプローチ練習できる器具を使う

アプローチを練習する場所がない悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。

そこで、 自宅でアプローチ練習ができる器具を使った動画を紹介 します。

紹介しているアプローチ練習器具は、打った際にもマットが滑りにくく、スタンスやボールの位置も、マットに引かれたラインによって確認できる点が強みです。

室内でランニングアプローチやロブショットまで練習できるため、練習場所に困っている人にとっては有り難い器具です。

アプローチをマスターして、コース戦略に活かそう

スコアメイクに欠かせないアプローチの技術は、練習が欠かせません

普段のショット練習とは別に、アプローチに必要なスイングや感覚を身につけましょう。ハーフショットや小さな振り幅でのスイング、その際の飛距離、キャリーとランの比率の感覚などを把握しておくと、グリーン周りでも選択肢が広がってスコアアップにつながります。

アプローチが楽しくなるまで練習を繰り返し、コース戦略に活かしましょう。

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この記事を監修したプロゴルファー

樋口 健太郎

1991年10月2日、京都生まれ。父の勧めで小学校低学年から地元のゴルフスクールに通い始める。スポーツ推薦で千葉学芸高校から立命館大学へ進学。7年間体育会ゴルフ部でゴルフの技術とゴルフを通した人格形成を学ぶ。2016年、PGAプロテストに合格し、現在は出場権のある試合に出場し、並行してコースデビューからアスリートゴルファーまで幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行なっている。大切にしていることは、まずはゴルフを楽しむこと。レッスンの面では確率やデータ、試合での経験に基づき、効率よくスコアアップのお手伝いをすること。

■使用クラブ
ドライバー テーラーメイドM4
FW キャロウェイ XR
UT AKIRA 21° 18°
アイアン AKIRA KS301
52°58° AKIRA 8シリーズ
パター スコッティキャメロン
使用ボール スリクソン zstarXV

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