【プロ監修】アプローチでバックスピンをかけて止める方法!今日から使える練習動画つき

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【プロ監修】アプローチでバックスピンをかけて止める方法!今日から使える練習動画つき

アプローチでバックスピンをかけてキュッとボールを止める、ゴルファーなら誰もが目指し憧れるショットではないでしょうか。
しかし、バックスピンをかけようと普段と違った動作をしてしまうことで「トップしてボールが止まらずグリーンオーバーする」など、悩みを抱えるゴルファーもいるでしょう。バックスピンを打つには、ボールに回転がかかる仕組みを理解したうえでの練習が必要です。
この記事では、アプローチでバックスピンがかかる仕組みとかける方法を解説します。また、練習動画も紹介するので参考にしてください。

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バックスピンがかかる仕組み

バックスピンがかかる仕組み

バックスピンとは、ターゲット方向とは逆の方向に転がかかって飛んでいくボールです。 この記事では、ボールをキュッと止められたり戻せたりするバックスピンを利用し、グリーン上でボールを的確に止める方法を紹介していきます。
スピン量は、クラブがボールを捉える際のヘッドスピード、ヘッド軌道に対してのロフト角や入射角などフェース面、インパクトの位置で決まります。

スピンがかかりやすい仕組み

・ヘッドスピードが速いほどかかりやすい
・ロフト角が大きいクラブほどかかりやすい
・入射角はダウンブロー。ボールの赤道より下の部分にリーディングエッジを入れる

アプローチでバックスピンをかけるポイント

ここでは、アプローチでバックスピンをかけるポイントを解説します。まずドリル動画を確認してください。

動画の内容を踏まえ、以下のポイントを紹介します。

ポイント

・フェアウェイから打つ
・ラフなどの、ボールとフェースの間に芝が入り込むような状況ではスピンをかけることは極めて困難
・スピン系のクラブとボールを使う
・どんなに良い入射角やロフト角で球をとらえても、溝の無いウェッジやディンプルのすり減ったボールでは強いスピンをかけることはできない
・オープンスタンスでボールを右寄りにセットする
・ややハンドファーストで構える
・クラブは上から打ち込まない

バックスピンをかけるにはフェアウェイから打つ

バックスピンをかけるにはフェアウェイから打つ

フェアウェイではかかりやすく、ラフからではかかりづらいなど、バックスピンはライの状態に左右されます。
ラフからのショットでは、フェース面とボールの間に芝が入り込んでしまいボールに回転がうまく伝わらないため、フライヤーになりやすいです。 従ってアプローチでバックスピンをかけるなら、フェアウェイから狙うのが最適です。

ほかに天候やコース環境にも影響されます。
例えば、追い風はボールが地面に着地する角度が浅くなるためスピンがほどけやすくなり、ライが逆目だとラフ同様に回転がかかりづらくなります。

バックスピンをかけるにはスピン系のクラブとボールを使う

クラブやボール選びも、バックスピンをかける際のポイントです。 ウェッジは、スピン性能を追求したモデルを使用しましょう。

しかし、スピン性能に優れたクラブだとは言え、打つ前はフェース面の溝の確認も重要です。
溝に草や泥が入り込んでいたり、溝自体が減っていたりするとスピンがかかりづらくなるため注意しましょう。 ボールは、カバー素材がウレタン製のスピン系を選びましょう。 コアが硬くカバーは軟らかいスピン系ボールは、インパクトでフェース面とボールの接触面積が多くなり、スピンがかかりやすくなります。

オープンスタンスでボールを右寄りにセットする

オープンスタンスでボールを右寄りにセットする

ボールは自分から見て真ん中より右寄りにセットしましょう。
ボールの南半球にリーディングエッジを入れやすくなり、フェース面とボールの接触面積が大きくなる結果スピン量を増やせるからです。 また、オープンスタンスにすることでナチュラルなダウンブローで打ちやすくなり、効率的にスピンを効かせられます。

一方で左足寄りにセットすると、トップやダフリの原因になりバックスピンがかかりません。

ややハンドファーストで構える

ややハンドファーストで構えるようにしましょう。
先述の通り、ボールを右寄りにセットしているプレーヤーは、既に自然な形のハンドファーストになっているはずです。 その形をイメージしたまま、ボールの南半球にリーディングエッジを差し込むイメージを持ちましょう。
ただしハンドファーストを意識しすぎると、ボールを上から叩いてしまうので注意してください。

過度なハンドファーストはダフリのもと

過度なハンドファーストはダフリのもと

過度にハンドファーストを意識してしまうと、リーディングエッジが地面に刺さりやすくなるため、ダフリの原因になります。
意識しすぎないように練習で確認しながら調整していきましょう。

クラブは上から打ち込まない

クラブは上から打ち込まず、クラブを寝かせてシャロー気味にヘッドを入れるように打ちます。
ボールの南半球にリーディングエッジが入り、ボールの先の芝を薄く削り取るくらいがベストな入射角になります。 すると打ち出しからボールがふわりと上がり、このショットが、バックスピンがかかった止まりやすいボールになるのです。

アプローチのバックスピンのかけ方練習動画

ここでは、アプローチでバックスイングをかけるための練習動画を紹介します。

練習動画メニュー

・ヘッドの入れ方
・トップを防ぐための基本練習
・基本フォーム
・上級者向けのガッチリ止めるための練習方法

アプローチでバックスピンをかけるヘッドの入れ方

アプローチでバックスピンをかけるためのヘッドの入れ方を、わかりやすく簡単な方法で解説している動画です。
インパクトする位置を芯から外すことで、ボールの飛びを抑えたバックスピンをかける方法など参考になります。

動画のポイント
・フェースを斜めに使うイメージでヘッドを入れる
・あえて芯から外したトゥの位置でインパクトする
・ヘッドを地面に置いたときの自然なフェースの開きがウェッジのスクエア
・フェースをスクエアで打つことがウェッジでもっとも簡単にバックスピンをかける方法

ウェッジでトップにならないための基本練習

30球を目安にゴルフ練習場でできる、ウェッジの効果的な基本練習方法を紹介した動画です。
ボールの下部にリーディングエッジを入れるように打つため「トップしそうで怖い」という不安がつきものです。 ここでは自分のクラブセットでもっとも飛ばない番手のウェッジ2本を準備して練習します。

動画のポイント
・タオルを両脇に挟み腕とクラブを体正面で維持し30yを目安に打つ
・クロスハンドで体を使ったスイングを意識して打つ
・手元をグリップ1本分離して握るスプリットグリップで打つ
・練習場でできるバンカーショット練習として右足のつま先を上げて打つ
・2本のウェッジで同距離を打つ。飛ばすショットを飛ばさないショットの打ち分け

アプローチでバックスピンをかける基本のフォーム

アプローチでバックスピンをかけるときの、基本フォームを紹介している動画です。
ほかにも、さまざまなライや傾斜からのショットでバックスピンをかけるポイントの解説もしているので参考にしてください。

動画のポイント
・イメージとしては卓球やテニスでラケットを切って打ちスピンとかける感覚
・左足体重で6:4
・ややハンドファーストにかまえる。左腕とシャフトが一直線になる程度
・フェースを開いて構える ・トゥからバックスイングを開始するイメージで上げていく
・インパクトでも手元はキープしたままフェースを滑らせる

インパクト時に手元をコネるなど調整するのがトップの原因。バックスイング時の手元をキープしたままフォローするイメージです。

<上級者向け>ガッチリ止めるスピンアプローチの練習方法

ガッチリ止めるスピンアプローチの練習方法を上級者向けに紹介している動画です。
低い弾道で、2バウンド目にスピンをかけて止める方法が解説されているので、参考にしてください。

動画では「ピンとグリーンエッジの距離が短い」「グリーン手前にバンカーがありさらにピンも手前にある」といったシチュエーションで、効果的なショットとともに解説しています。

動画のポイント
・高弾道を防ぐためボールの位置は真ん中
・フェースは若干開く
・インパクト後、フェース面を自分に向けていく感覚で打つ

インパクト後フェースを自分に向けることで「フェース面とボールの接触時間が長くなりスピン量を増やせる」と解説されています。

アプローチバックスピンをマスターしスコアアップを目指しましょう!

アプローチでバックスピンをかけるには、ボールに回転を与える仕組みを理解したうえでの練習が必要です。
練習ではボールを置く位置やスタンス、ボールを打つポイントクラブを入れる場所などを意識しましょう。グリーン上でボールをキュッと止められれば、スコアアップにつながるだけではなくゴルフがさらに楽しくなります。 今回解説したバックスピンの仕組みや打ち方、練習動画などを参考に、練習を繰り返しましょう。

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