【プロ監修】アイアンでチーピンが出るのはなぜ?原因とチーピン改善ドリル付き!

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【プロ監修】アイアンでチーピンが出るのはなぜ?原因とチーピン改善ドリル付き!

アイアンでのショットでチーピンになるとスコアに悪影響を及ぼすばかりか、周りや場外に危険をもたらします。
チーピンにはショットの際のフェースの向きやスイングの軌道、クラブの種類などの要因が関係しています。

この記事でチーピンの原因を理解し、手打ちによるヘッドやシャフトの動きに注意しながらドリル練習を積むことで改善が可能です。

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チーピンはどんなボール?

チーピンは、右が利き手の場合、インパクト後にボールが途中で極端に左に曲がっていく球筋を示します。麻雀の碑の「チーピン(七筒)」の絵柄のような軌道をとることからチーピンと呼ばれています。

チーピンはランが多いためにコントロールがしにくく、OBになりやすいので、ラウンドで不利になるショットなのです。

チーピンはひっかけの一種

「ひっかけ」とは、打った瞬間から狙ったターゲットエリアよりも左側に打球が飛んでいくミスショットです。

インパクトの際にフェースが左を向いているためにおこるミスショットで、チーピンはひっかけの一種として扱われています。

女子プロゴルファーの古閑美保選手も、ショット後の軌道が左に流れやすく悩んでいた時期があるように、ひっかけ(チーピン)はトップ選手でもおこりやすいミスショットの一つです。

チーピンには種類がある

チーピンには以下の種類があります。

  • 狙った場所よりも左に打ち出され、軌道の途中にさらに左に曲がって落ちていくショット。
  • 狙った場所にまっすぐ飛んでいく途中で急激に左に曲がっていくショット。
  • やや右方向に打ち出され、その後軌道の中で左に曲に曲がっていくショット。

一言でチーピンと言ってもショットの軌道は様々になります。共通して言えることは、ショットされた打球の軌道の途中で急激に左に曲がることです。

★ドライバーのチーピンについては、こちらの記事もチェックしてください

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アイアンでチーピンになる原因

アイアンでチーピンになる原因にはグリップの握り方や軌道、フェースの向き、ボールの位置など様々な要因が関係します。

ここではアイアンでのショットがチーピンになる原因について解説します。

<アイアンでチーピンになる原因>ストロンググリップになっている

ストロンググリップはアイアンでチーピンになりやすい原因の一つです。
左手をかぶせるように握る「ストロンググリップ」でショットすると、打球がフックしやすいことから別名でフックグリップとも呼ばれます。

ストロンググリップはしっかりと握れるため、ショットが安定しやすくゴルフ初心者や非力のプレーヤーにおすすめです。

しかし、グリップを握った時からフェース面が閉じやすい状態になるため、ショットの際にボールが左に飛びやすくなるのです。

ストロンググリップでチーピンになる場合は、スクエアグリップにしてインパクトでフェース面が閉じづらい状態を作ることによりチーピンを防ぐことができます。

グリップの握りが原因でチーピンになる場合は、グリップの握り方を調節しましょう。

<アイアンでチーピンになる原因>スイング軌道とフェースの向きが間違っている

打球がチーピンになる原因は、ショットの際のフェース面が閉じすぎていることも原因です。
ただし、フェース面を無理に開こうとすると身体と手元が離れてしまい、ミスの原因となってしまいます。

打球が飛び出した後の曲がりはスイングの軌道を意識すると修正できます。
アウトサイドインは通常、ボールにスピンがかかりやすくスライス気味になるため、初心者はスライスを恐れるあまり左に打ち出そうとしてチーピンを誘発します。

極度なインサイドアウトやアッパー軌道はフックボールが出やすく、尚且つフェースが閉じた状態でインパクトを迎えてしまうとチーピンの原因にもなります。

<アイアンでチーピンになる原因>アイアンの番手に対してボールの位置が合っていない

アイアンの番手とボールの距離が合っていないケースもチーピンの原因です。

番手ごとにボールの位置の目安は決まっています。しかし番手の長さに対してボールが体に寄りすぎていると、ショットの際に手首がかえってフェースが閉じすぎてチーピンになります。

番手にあった、正しいボールの位置を理解して打ちましょう。

  • ショートアイアンの場合(9番アイアン)
    ショートアイアンの場合は両足を開いてちょうど真ん中の位置にボールを置く。

  • ミドルアイアン(6・7・8番アイアン)
    ミドルアイアンでは、両足の真ん中の位置からボール一つ分左側に移動させてセットします。
  • ロングアイアン(3・4・5番アイアン)
    ロングアイアンは、ミドルアイアンのボールの位置から少しずつ左にずらしていき、自身の打ちやすい位置を見つけてセットします。

アイアンのチーピンを直すコツは?

アイアンでのチーピンは打ち方の修正で改善できます。

ここでは、左足の使い方やショットの際のコツ、シャフトの選び方を理解して、チーピンを直すコツを確認しましょう。

左足のかかとを上げてチーピンの手打ちを直す

アイアンでチーピンになる原因の中には、打つときに下半身の動きが止まってしまい、ショットが手打ちになることが関係しています。

手打ちは、ボールを無理に引っ張ろうとするため球筋が大きく左に曲がってしまうのです。

手打ちを防ぐには、テークバックで左足のかかとを思いきり上げます(左打ちの場合は右足のかかと)。するとダウンスイングの際、大きく左足を踏み込めるので、スムーズな体重移動が可能になります。

  • かかと上げショットのメリット
  1. 腰を大きく動かすことができ可動域が広がる
  2. 体重移動がスムーズにできる
  3. ②により打球の飛距離が伸びる

手打ちによって、チーピンになる人は足の動きに意識をしてショットをしましょう。

ラウンド中のチーピンはスライスで応急処置

ラウンド中に左側がOBでどうしてもチーピンだけは打ちたくない場面では、スライスショットでチーピンを防げます。

具体的には、アウトサイドインの軌道でヘッドを返さないようにして打つと、ボールにスライススピンが必然的にかかるため、チーピンが防げます。

この打ち方はあくまでもチーピンを打ちたくない時の応急処置であり、根本的なチーピン解決にはなりません。改善するにはこの記事で紹介しているドリル動画を参考に練習を重ねましょう。

チーピンの原因はシャフトにあり?

シャフトもチーピンの原因になります。チーピンになりやすいシャフトには以下の物があります。

<軽すぎるシャフト>
シャフトが軽すぎるとクラブが走りやすく、ヘッドを返しすぎてしまいチーピンになります。

<自分の体力・ヘッドスピードに適していないシャフト>
ヘッドスピードの速さに対してシャフトが柔らかすぎるとシャフトのしなり戻りのタイミングが合わず、逆に硬すぎると腕力に頼った力みのあるスイングにつながるため、チーピンを引き起こす原因となる場合があります。

これらのシャフトはチーピンになりやすいので、チーピンを抑えたい人は、シャフトの重さや硬さに気をつけてシャフトを使用しましょう。

アイアンのチーピンが直るドリル4選

ここでは、チーピンを直すためのドリル練習を紹介します。
動画を確認しながらポイントを理解し、チーピンにならないショットをマスターしましょう。

アイアンのチーピン対策にはインパクト直前に右手を離してスイングする

チーピンになる原因の一つに右手の力みがあります。

右手に力が入りすぎると、ショットでフェースが閉じすぎる結果、チーピンになります。

右手の力みを直すためには、インパクトの直前に右手を離してスイングする練習を取り入れると防止できます。

ドリル練習

  1. ダウンスイングでショットする
  2. インパクト直前で右手を離す。
  3. 左手のみでボールを打つ

いきなり大きくスイングをするとクラブがすっぽ抜ける危険性があります。小さなスイングから試しましょう。

アドレス時のアイアンはあえてフェースを被り気味にする

アドレスの際にあえてフェースを被るように構えるとチーピンを防げます。

通常のスイングでは、強く打とうと力が入るとフェースが閉じてしまいチーピンになる傾向があります。

そのため、トップエッジが打つ目標を向くように構えた状態で、ハンドファーストで下半身を意識してショットを打つと、フェースの向きよるチーピンを防げます。

ドリル練習

  1. アドレスの時にトップエッジが目標を向くようにあえてフェースが被るように構える。
  2. ハンドファーストで下半身の連動とともにショットする。

*ハンドファーストとは…グリップをボールよりも左側に倒して構えることで、その形 
のフェース面でショットできミスショットを減らせる。

ハンドファーストについては、こちらの記事も参考にしてください

【プロ監修】アイアンのハンドファーストをマスターする!今すぐ練習できる動画ドリル付き

アイアンがインサイドから入りすぎる状態を防ぐ方法

インサイドから入りすぎるショットもチーピンになる原因です。

正しい軌道でショットを打つための修正方法は、スイングの際、体の左側に3本のクラブを組み合わせて立てて、倒さないようにスイングします。
インサイドに入りすぎている場合は、立てた3本のクラブが倒れるので確認しましょう。

立てた3本のクラブを倒さないようにスイングできれば、結果的にスイング軌道が矯正でき、インサイドが原因のチーピンを防げます。

正しい軌道を身に着けてチーピンを防ぐ方法

インサイドインの軌道は引っ張ってしまうため、ボールに横回転がかかりやすく、チーピンなります。

そのため、縦回転のショットを身につけてチーピンを防ぎます。

ドリル練習

  1. 地面に棒を置き、目視でクラブが重なるように両手で持つ
  2. 重なっている状態で横にずれないようにスイングする
  3. 通常のクラブの持ち方で②の軌道を意識してスイングしショットする

チーピンの原因を理解して正しいアイアンのショットを心がけよう!

チーピンは、OBになりやすくゲームの成績に悪影響を与えます。
今回紹介したドリル練習を取り入れながら、正しいショットを体にしみこませましょう。

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この記事を監修したプロゴルファー

樋口 健太郎

樋口 健太郎

1991年10月2日、京都生まれ。父の勧めで小学校低学年から地元のゴルフスクールに通い始める。スポーツ推薦で千葉学芸高校から立命館大学へ進学。7年間体育会ゴルフ部でゴルフの技術とゴルフを通した人格形成を学ぶ。2016年、PGAプロテストに合格し、現在は出場権のある試合に出場し、並行してコースデビューからアスリートゴルファーまで幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行なっている。大切にしていることは、まずはゴルフを楽しむこと。レッスンの面では確率やデータ、試合での経験に基づき、効率よくスコアアップのお手伝いをすること。

■使用クラブ
ドライバー テーラーメイドM4
FW キャロウェイ XR
UT AKIRA 21° 18°
アイアン AKIRA KS301
52°58° AKIRA 8シリーズ
パター スコッティキャメロン
使用ボール スリクソン zstarXV

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