【プロ監修】アイアンの種類と違いとは?選び方や人気のメーカーを紹介!

アイアン
【プロ監修】アイアンの種類と違いとは?選び方や人気のメーカーを紹介!

ゴルフショップに出かけると、さまざまなモデルのアイアンが並んでいるのを見かけますよね。

アイアンに限ったことではありませんが、クラブはメーカーやモデルによって性能や特徴が異なり、選択を間違えると自分のスイングのポテンシャルを生かせません。

では、数多くあるクラブの中から、どれを選べばいいのでしょうか。

この記事では、アイアンを選ぶ際の失敗しないポイントを、クラブの基礎知識を交えながら紹介します。

基礎知識を身に付けて、自身に最適のアイアンセットを選びましょう。

自分に最適なアイアンを見つけたら、積極的に練習することが大事です。

記事ではゴルフを始めたばかりの初心者にも役立つスイングの練習動画も紹介しているのでチェックしてみましょう。

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目次

アイアンは飛距離や方向をコントロールしやすいクラブ

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アイアンは、正確に飛距離を出しながら、方向性や転がりをコントロールするクラブです。

クラブには、飛距離に応じてウッド・ハイブリッド・アイアン・ウェッジ・パターの5種類があります。

アイアンは、主にミドルホール・ロングホールでの2・ 3打目、ショートホールでのティーショットで使用します。

番手は主に3番からSWまであり、各番手の特徴によってロングアイアン(主に3番から5番)・ミドルアイアン(主に6番から8番)・ショートアイアン(主に9番からSW )と呼ぶこともあります。

また、ショートアイアンのPWからSWはウェッジと呼ばれ、さらにコントロール性の高いクラブになります。
飛距離はプレーヤーの性別やヘッドスピードなどによって異なりますが、一般的な男性の場合は以下のとおりです。

番手ごとの飛距離表

アイアンの3種類のヘッド形状

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アイアンは、ヘッドの形状が3種類に分かれています。
ここでは、3種類のヘッド形状について、それぞれの特徴を紹介します。

低重心でミスに強いキャビティアイアン

ミスに強く、飛距離が出しやすい初心者におすすめの「キャビティアイアン」は、フェースの後ろ側がへこんだ形状のアイアンです。ヘッドの下部が重くなる低重心構造のため、ヘッドのブレを軽減します。

また、ヘッドが大きめでスイートスポットも広いため、ボールが上がりやすいメリットがあります。その反面、ヘッドが大きい分、ボールをコントロールする性能は他のタイプに比べて少し劣る点も覚えておきましょう。

ソール幅がそれほど広くないモデルは、操作性が高いためにトップやダフリに強く、中上級者向けです。

まっすぐな打球を打ちやすい中空アイアン

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ヘッドの中心部が空洞の「中空アイアン」は、大きなフェース面から繰り出すまっすぐな打球が特長です。

外側からは空洞が見えないため、マッスルバックアイアンが分厚くなったような外見ですが、扱いやすい点が違います。

具体的には、キャビティアイアンと同じようにヘッドの外側に重量があるため、ヘッドがブレにくいため初心者も振りやすいタイプです。

また、中空構造によってスイートスポットを広めに確保していることから、アイアンになれていないプレーヤーでもミスショットになりづらく、安定して飛距離を伸ばせます。

さらには他の2種類と比べて重心が深く、スピンによってボールが上がりやすい点も中空アイアンならではです。

メンテナンスのしやすさも初心者には嬉しいポイントです。

操作性は高いが初心者には不向きのマッスルバックアイアン

他のタイプより操作性に優れている「マッスルバックアイアン」は、シンプルな板状のヘッドが特徴です。構造上ヘッドが小ぶりでソール幅が狭いために、ミスショットが結果に直結するので初心者には向きません。

しかし、芯に当たったときには、肉厚なフェースがもたらす重厚で心地よい打感を感じるでしょう。

初心者は、ミート率を上げてミスショットの確率が減るまでは、マッスルバックアイアンは避けた方が良いでしょう。

アイアンのソール幅とソールの形状について

アイアンを選ぶうえで、ソール幅とソールの形の確認は重要です。これから説明する特徴を把握して、アイアンを選ぶ際の参考にしましょう。

初心者はソール幅が大きいものを選ぼう

ソールの幅が広いほどミスになりにくい

ソール幅の広いアイアンは扱いやすく、初心者に向いています。

ソールはアイアンのヘッドの底面を指し、幅の違いによってヘッドの扱いやすさやミスに対する許容性が異なります

ソール幅が広いアイアンはソールの分だけ低重心になるため、打球が上がりやすくなります。また、ソールと地面が接する面積が広い分、多少ダフるミスが出てもソールが滑ってミスを軽減するメリットがあります。
そのため、まだインパクトが安定していない初心者やダフリのミスが多い初心者の方にはおすすめです。

かたやソールの幅が狭いアイアンは、弾道を打ち分けてコントロールする場合に適しています。しかしミスをカバーする力は少ない、初心者は、ソールの幅が広いクラブを選びましょう。

ソールの形状はラウンドとフラットそれぞれにメリットがある!

アイアンのラウンドソールとフラットソール

ソールの形状「ラウンド」と「フラット」それぞれにメリットがあります。

ラウンドは丸みを帯びた形状のソールで、地面と接する面積が少ない点が特徴です。接地面が少ないと抜けが良く、ラフからショットを打った場合にもクラブが抜けやすい特長があります。

フラットは平らな形状のソールで、地面と接する面積が多い特徴を持っています。接地面が多いとクラブが滑りやすくなり、多少ダフった場合にも芝の上をソールが滑って、ミスを軽減してくれる点がメリットです。

ソールの形状を決める際には、抜けの良さを重視するのか、それともダフリのミスを軽減してくれるものを選ぶのか、自身のタイプも把握したうえで判断すると良いでしょう。

シャフトの素材はカーボン製とスチール製

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シャフトの素材には、カーボン製とスチール製があります。

カーボンシャフトは、よくしなって軽いものが多く、体力に自信のない人や女性など力のない人でもしなりの力を利用して飛距離を伸ばせます。打球も上がりやすく、狙って打つ場合にも能力を発揮します。

使い慣れると体力を温存してラウンドできるため、経験の少ない人は実践で使用すると良いでしょう。力が入りすぎている人にもおすすめです。

スチールシャフトは、カーボンシャフトに比べて重く、ブレ幅の小ささが特徴です。スイングが安定して、ショットも正確に打てるようになるため、初心者でも体力があるならおすすめです。

特にスイングで余計な力が入りやすい初心者は、適度に重量があってぶれにくいスチールシャフトにすると、ミスも起きにくくなります。

アイアンのシャフト、グリップについては、こちらの記事も参考にしてください。

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アイアンで大事な角度覚え書き

アイアンは、「ロフト角」「ライ角」「バウンス角」という3つの角度で性能を表します。ここでは、各角度の特徴を説明します。十分に理解して、アイアンを選ぶ際に活かしましょう。

ロフト角が大きいとボールが上がりやすい

アイアンのロフト角

 

ゴルフクラブを地面に垂直に立てたとき、垂直に立てた線とフェース面が作り出す角度のが「ロフト角」です。

垂直の線からフェース面が離れていくほどロフト角は大きくなり、ボールが高く上がりやすくなります。

一方で近くなるほどロフト角は小さくなり、ボールが低く出て飛距離が出やすくなります。

アイアンのロフト角は、番手によって変わります。番手の数字が大きいほどロフト角は大きく、高い弾道で飛距離が出ない代わりに、短い距離が狙いやすくなります。

番手の数字が小さくなれば、ロフト角は小さくなり、クラブも長くなる分飛距離は上がります。

大きすぎても小さすぎてもミスにつながるライ角

クラブのライ角

「ライ角」とは、水平な地面にクラブのソールを置いたときに、シャフトの中心線と地面の水平線が作り出す角度を指します。

ライ角が大きすぎるとアップライトになり、フェースがかぶってフックのミスが起きやすくなります。

反面、ライ角が小さすぎるとフラットに近くなり、今度はフェースが開いてスライスを誘発する傾向が高くなります。

一般的なアイアンでは、1つ番手が変わるとライ角は0.5度ずつ変化していきます。自身に合ったライ角のクラブを探すときは、アドレスで構えた際にヘッドの先端が5ミリ程度浮くものを見つけましょう。

ライ角の合ったクラブを使用すると、身長に合わせてアドレスもしやすくなり、正しいスイングも身に付きます。

角度が大きいほどソールが地面を滑るバウンス角

アイアンのバウンス角

クラブを地面と垂直にソールしたとき、地面とソールの作り出す角度が「バウンス角」です。

ヘッドが地面を潜りにくくするもので、バウンス角が大きいとソールは地面の上を滑りやすくなり、小さくなると地面に刺さりやすくなります。

クラブが必要以上に潜ってしまうことを抑えるので、ラフから打つ場合も有効です。ただし、バウンス角の大きいクラブをフェアウェーで使用すると、バウンス角が邪魔をしてトップしやすくなるのです。

フェアウェーからのアイアンショットでトップするミスが目立つ場合には、バウンス角を確認してみましょう。

飛び性能の高い飛び系アイアンとは

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通常のアイアンよりも飛び性能が高く、飛距離がアップする「飛び系」アイアン。ここでは、飛び系アイアンの特徴やメリット・デメリットについて紹介します。

低重心設計で2番手くらい飛距離がアップする

飛び系アイアンとは、低重心設計で飛距離が通常のアイアンよりも2番手くらいアップしやすいモデルを指します。主に以下の特徴があります。

  • クラブヘッドが大きい
  • ソール幅の広いものが多い
  • 通常のアイアンよりもロフトが立っている
  • シャフトが長い

大きなヘッドと広いソール幅によって、多少のトップやダフリなどもカバーしてくれるため、扱いやすいアイアンです。

安定性や直進性を重視している反面、操作性は期待できません。
狙った弾道でボールを打ち分けたい人には、クラブの性能で自動的に打ってくれる飛び系アイアンは不向きといえるでしょう。

飛び系アイアンには払い打ちがぴったり

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ヘッドが大きくソール幅も広い飛び系アイアンは、打ち込むよりも払い打ちが向いています。

払い打ちでは、多少手前の地面をたたいた場合でも芝にヘッドが刺さりにくいために、ヘッドが滑ってダフらずにボールに届いてくれるのです。

普段ダフりやすいゴルファーにとっては、ミスを軽減してくれる頼もしいクラブです。払い打ちについては、動画で紹介している中空アイアンの払い打ちのやり方についてもご覧ください。

アドレスでは、通常のアイアンで打つ場合よりもボールはやや左目に置きます。スイングでは、ターフを削る感覚ではなく、ゆるやかな入射角のスイング軌道からボールだけをクリーンヒットするイメージで振っていくと良いでしょう。

初心者はソールが厚く低重心のアイアンがおすすめ!

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クラブを自在に操れない初心者は、ミスをカバーしてくれて飛距離を出しやすいソールが厚いモデルが向いています。

ソールが厚いモデルは低重心設計でスイートエリアも広いため、ボールが上がりやすいうえにミスショットも軽減できるためです。

ミスが起きた場合にも、ソールが厚い分ヘッドがぶれにくいため、曲がり幅もセーブできます。

また、初心者のうちはヘッドの大きなクラブを選ぶと良いでしょう。自在に操って細かい操作を行うには不向きですが、真っすぐ飛ばしやすく、多少のミスはヘッドの大きさでカバーできるメリットがあります。

アイアン初心者におすすめの人気メーカー7選

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ここでは、数あるメーカーの中で、初心者に合った人気のメーカーを紹介します。

アイアン初心者におすすめ1.初心者も使いやすい「ゼクシオ」が人気のダンロップ

「ダンロップ」は、「住友ゴム工業」の傘下の大手タイヤメーカー兼スポーツ用品総合メーカーです。飛距離を出しやすいゴルフブランド「ゼクシオ」が、初心者をはじめ幅広い層から人気です。

そのほか、中~上級者向けの最高級ブランド「スリクソン」、ウェッジを扱う「クリーブランド」を持っています。

特に、スイング時にヘッドが入りやすく抜けやすい構造「VTソール」を搭載したゼクシオとスリクソンが、多くのゴルファーから支持を集めています。

アイアン初心者におすすめ2.デザインと安定感に優れたキャロウェイ

アメリカに本社を置く「キャロウェイ」のクラブは、安定性とデザイン性に優れ、上級者やプロも多く愛用している人気のゴルフメーカーです。

「ぶっ飛びアイアン」と称されるほど、優れた飛距離性能が売りのアイアンは、スコアアップを狙いたいプレーヤーに人気があります。

アイアンには、打感が良いうえにミスにも強い独自の技術「ウレタン・マイクロスフィア・テクノロジー」を搭載している点が特徴です。

また、アイアンはバックフェースのデザインがスタイリッシュで人気があるほか、新しいモデルを毎年のように発表しているために、デザインが他の人とかぶる心配も少ないメーカーです。

アイアン初心者におすすめ3.ボールが上がりやすいテーラーメイド

高い寛容性、ボールが上がりやすい操作性、優しい当たりが特長の「L型ICTフォージドフェース」搭載モデルを提供する「テーラーメイド」は、アメリカのゴルフクラブ専用メーカーです。

製品に対する評判は設立当初から高く、常に最先端の技術を用いて製品を作り出しています。

また軽量化されたアイアンにはスタイリッシュな製品が多く、そのビジュアルの良さも人気の理由です。

豊富なラインナップと幅広い価格設定から、プレイスタイルでアイアンを選べるため、初心者が初めて買う場合にもおすすめです。

アイアン初心者におすすめ4.操作性抜群の国産メーカー・ミズノ

日本を代表するスポーツメーカー「ミズノ」は、国内で初めてゴルフクラブを販売した老舗のゴルフメーカーでもあります。

世界のゴルフ関係者から高く評価されるほど、製品の精密さに強くこだわっている同社のアイアンは、機能性が高く、使いこなすには少々時間がかかるでしょう。また性能面ではアイアンのライ角の調整に力を入れています。

もしも、同社のアイアンを使いこなせることができれば、プレーヤーが納得する優れた操作性を発揮するでしょう。

「顧客第一」の一貫した姿勢のもと、ゴルフクラブの品質向上にはコストを惜しまず、高品質で不良品も少ないと評判です。

アイアン初心者におすすめ5.飛距離が伸びるブリヂストン

飛距離が伸びる「ツアーステージ」など、名器を生み出してきた「ブリヂストン」は、日本国内最大のタイヤメーカーであり、ゴルフメーカーとしても歴史のある大手企業です。

感性工学に基づいたデザインが人気の「ツアーステージ」は、ボールを安定して捉えやすく、飛距離も伸ばしやすいです。

「スーパーターボラバー」を搭載し無駄な振動をなくすなど、飛距離を伸ばすための工夫をあらゆるところに施している点が特徴です。

アスリート向けのアイアンが多く、中~上級者向けのモデルを幅広く揃えていますが、どのモデルも打感の良さは共通しており、完成度の高いアイアンです。

アイアン初心者におすすめ6.カスタムフィッティングが魅力のピン

最適なクラブスペックが見つかる「カスタムフィッティング」が魅力の「ピン」は、他の人気メーカーと比較すると日本国内での展開は小規模ですが、初心者におすすめできるメーカーです。

シャフトの長さや種類、クラブのロフト角やライ角、グリップなど、自分にとって合うものを見つけることは、初心者にとっては難しい問題です。

そんな初心者は、ピンのサービス「カスタムフィッティング」で身体測定を行うと、最適なスペックを提案してくれます。また、クラブの性能差も幅広くあるので、最適なアイアンも見つけやすくなっています。

高い飛距離性能と安定性を両立したとされるタイトリスト

「タイトリスト」は多くのプロゴルファーに愛されるメーカーです。

数多くのクラブを手掛けていますが、中でも「Tシリーズ」は、より正確なアイアンショットを求めるゴルファーたちに人気です。

これらのアイアンは「より高く安定した飛距離・左右のバラツキを抑える・狙ったエリアに止める」という3つのパフォーマンスにフォーカスして開発され、5つのヘッドデザインから自分のスタイルに合わせたモデルを選べます。

安定したキャリーディスタンスに加えて、ボールをしっかり止めるための最適化された弾道が魅力のアイアンです。

初心者のアイアンの選び方

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ここでは、アイアンの選び方について解説します。アイアンは、一度手に入れると長い付き合いになるものですので、後悔しないよう、ここで確認しておきましょう。

初心者はアイアンセットで購入しよう

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アイアンは、メーカーによって形状や重さが異なります。
アイアンはセットで購入し、ロングアイアンである3番や4番だけ、球の上がりやすいモデルにするなどの工夫をするのもよいでしょう。

同一のメーカーでアイアンで番手を揃えると、メーカーごとに異なる特性や特徴を理解する必要がないため、楽に使いこなせます。

14本のフルセットに加え、ウッド2本・7~9番アイアン・PW・SWの入ったハーフセット、7~9番アイアンとPWの4本セットなどがあります。

最初からフルセットの購入を検討しても良いですが、まずハーフセットや4本セットなどを購入して、徐々に揃えていく方法もおすすめです。クラブの購入については、参考動画もご覧ください。

 

初心者はアイアンに慣れたら1本ずつ購入する

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購入したアイアンセットに物足りなさを感じるようになったら、ゴルフの腕前が一定以上のレベルに達した証拠です。

その場合は、ゴルフのレベルに合わせてアイアンもレベルアップしましょう。

その際に買い足すアイアンは、足りないものを1本ずつ購入していく方法がおすすめです。それなりにでもコースを回れるようになったときは、そのときの実力に合わせたアイアンを1本ずつ購入していくことを検討してみましょう。

セットで購入した後は、4番・5番アイアンとAW(アプローチウェッジ)を買い替えたり買い増したりする方法があります。良いものを選んでいく技量を身に付け、さらなるレベルアップにつなげましょう。

初心者はヘッドの重量やスイングウェイトの重いクラブが使いやすい

アイアンで飛距離を出すうえで、ヘッド重量とスイングウェイト(バランス)は重要な要素です。

ヘッドが重いと、ボールに対するインパクト力が強くなり、その分飛距離も伸ばせます。スイングウェイトは、クラブ全体の重さに対するヘッドの重さのバランス表したものです。

スイングウェイトが重い場合も、インパクトの際にボールに伝えるエネルギーは高くなっていきます。しかし、重すぎた場合にはスイングしづらくなったりスイングのバランスが崩れたりするデメリットが生じます。

初心者がアイアンを購入するときの3つのポイント

初心者がアイアンを購入するときには、ポイントが3つあります。「実店舗で購入する」「中古で購入する場合には状態を入念にチェックする」「試し打ちを行う」というポイントを守れば、クラブ選びを間違える心配も少ないでしょう。ここから詳しく説明します。

初心者がアイアンを購入するときは実店舗で購入する

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インターネットでも簡単にクラブが購入できますが、初心者の場合はネットでの購入はおすすめしません。

店舗で購入する場合には、分からないことは店員さんに相談しながら自分に合ったクラブを選べます。その際には、試打を行うなど実際にクラブを振ってみてから選ぶのがベストです。

初心者がアイアンの中古を購入する際は状態をよくチェックする

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中古のアイアンは、ものによって状態もさまざまです。新品のクラブに比べると、ほとんど使用感のない掘り出し物も格安で手に入ります。

その反面、状態の悪いクラブも混在している場合があります。トラブルを避けるためにも、事前に傷の有無はチェックしておきましょう。

例えばアイアンの場合、中古と新品の違いはヘッドの溝の減り具合です。グリーンに乗ったボールを止まりやすくするために不可欠なボールのスピンは、ヘッドの溝から生まれます。

この溝が消耗して減っている状態は、本来の性能が活かされない可能性があるため、念入りな確認が大切です。

初心者がアイアンを購入するときは試し打ちすること

ゴルフショップでは、感覚だけでなく何度か試し打ちをしてデータで計測してみるのもおすすめです。

ゴルフクラブを選んでいると、見た目で良さそうに見えるものもあります。しかし、クラブは実際に構えてみると印象が随分異なることも多くあります。

構えたときの感覚だけでなく、打ったときの打感や音、打球の質などは、実際に打ってみないと分かりません。

アイアンは、ロフト角などの数値が同じでも、メーカーによって数字と硬さは異なります。また、調子は日によって異なるため、1日の試し打ちで購入するのもおすすめできません。

スコアに直結するアイアンは、何日か試し打ちをして、コンディションに関わらず打てるものを慎重に選びましょう。

初心者のアイアンの悩みを解決するドリル動画

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初心者が悩みがちな“アイアンが上手に打てない”問題。アイアンで打てるようになれば、クラブを選ぶ際にも選択肢が広がります。ここでは、アイアンの悩みを解決するためのドリル動画を紹介します。

初心者はアイアンでダウンブローを覚えてトップを防ぐ

アイアンでトップするミスに悩んでいる場合は、ダウンブローを練習すると悩みの解消につながります。

ダウンブローとは、スイング軌道が最下点に達する前にボールをインパクトする打ち方です。

番手に合った位置でボールをセットし、肩幅と同じくらいのスタンス幅を取り、ハンドファーストの状態を作ります。

そこから手首の角度をキープしたまま打てば、自然にダウンブローで打てるスイング軌道が可能です。

動画でも、ダウンブローで打つためのドリルを紹介しています。ドリルが身に着けば、インパクトでのフェースの開きやスライスも防止できます。

ダウンブローをさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事もご覧ください。

【プロ監修】アイアンをダウンブローで打つコツ!今日から直すドリル動画付き

アイアン初心者のシャンク対策はダウンスイング

ラウンド中にシャンクが出た場合、スコアにも大きく響きますが、一度始まると収まらなくなる傾向があります。そんなときは、ダウンスイングでグリップを体に引きつけることを意識すると直る場合もあります。

それでも改善しないときは、ゴルフクラブを変えてみるのも一つの手です。

動画では、シャンクを防ぐダウンスイングの腕の動きについて説明しています。手首の動きを使ってスイングしている場合、ラウンドの後半などに疲れてくると体が動かなくなり、手首だけでクラブを操作してシャンクが起きやすくなります。

シャンクをなくすためには、手首の角度を保って体の回転でボールを打つ意識を持ちましょう。

アイアンカバーも忘れずに

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アイアンも、ドライバーと同じようにカバーをすると長く使用できます。

カバーをしないと、ゴルフバッグの中でアイアン同士がぶつかったときに傷ついてしまいます。

また、アイアンは地面にあるボールを直に打つために傷つきやすく、メンテナンスにも気を配ることが肝心です。アイアンカバーにも機能やデザイン性などに違いがあるので、それぞれに合ったものを見つけましょう。

アイアンは正しい知識を持って選ぼう!

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初めてアイアンを選ぶときは、豊富なモデルからどれを選べばいいか戸惑うかもしれません。もし自身のスタイルや能力に合わないものを選択すると、自分のスイングのポテンシャルを発揮できなくなってしまうので注意しましょう

この記事で解説しているアイアンの形状や特徴・性能など、正しい知識を身に付けて、自身に合ったアイアンを手に入れましょう。

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この記事を監修したプロゴルファー

樋口 健太郎

樋口 健太郎

1991年10月2日、京都生まれ。父の勧めで小学校低学年から地元のゴルフスクールに通い始める。スポーツ推薦で千葉学芸高校から立命館大学へ進学。7年間体育会ゴルフ部でゴルフの技術とゴルフを通した人格形成を学ぶ。2016年、PGAプロテストに合格し、現在は出場権のある試合に出場し、並行してコースデビューからアスリートゴルファーまで幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行なっている。大切にしていることは、まずはゴルフを楽しむこと。レッスンの面では確率やデータ、試合での経験に基づき、効率よくスコアアップのお手伝いをすること。

■使用クラブ
ドライバー テーラーメイドM4
FW キャロウェイ XR
UT AKIRA 21° 18°
アイアン AKIRA KS301
52°58° AKIRA 8シリーズ
パター スコッティキャメロン
使用ボール スリクソン zstarXV

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