【プロ監修】アイアンのインパクトを理想に近づけるコツとは?練習動画あり

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【プロ監修】アイアンのインパクトを理想に近づけるコツとは?練習動画あり

アイアンショットで思い通りの打球を飛ばすために、理想的なインパクトを習得しましょう。フェースに当てる位置や音、イメージなどを意識することにより、理想的なインパクトは習得が可能です。ここでは、理想的なインパクトを解説しながら、毎日練習できるドリルを動画で紹介します。気持ちの良いインパクトを手に入れましょう。

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アイアンの理想的なインパクトとは

アイアンの理想的なインパクトを確かめるには、フェースへの当たりや音のイメージなどを意識します。ここではインパクトに関する知識を解説します。

アイアンの理想的なインパクトは「分厚く強い」

アイアンは分厚くて強いインパクトが理想的です。

当たりが薄いと少しのミスでも弾道に影響が出ますが、分厚いインパクトであれば多少打ち損じてもグリーンを外すことはありません。

また、ヘッドスピードが遅くても、芯を食って厚くインパクトできれば、スピンをきかせた切れ味の鋭いボールでロフトに合った飛距離を出せるのです。

スコアメイクのうえで目安の1つとなるのが、パーオン率の向上です。それを成し遂げるには、アイアンの理想的なインパクトが安定していることが重要です。

アイアンの理想的なインパクトは澄んだ音が鳴る

アイアンで理想的なインパクトをしたときは、澄んで乾いたような「カシュッ」という音が鳴ります。

その反面、インパクトより先にフェースが地面に触れてダフったときは濁音が、またはインパクトで「カツーン」という音が出たときは半トップしている証拠で、手にも鈍い感触が残ります。

理想的なインパクトをするには、フェース面のラインの3本目あたりにある芯へめがけてボールを当てます。ハーフスイングの素振りで、このポイントにボールの芯を捉えることを意識して、毎回いい音が出せるよう練習していきましょう。

アイアンのインパクトは「潰すように・押し込む」イメージ

アイアンのインパクトは「潰すように・押し込むように」打つイメージが大切です。

この際に、ボールをどのように潰すかをイメージすると、大きな力を上から加えられるように、重力を活かした体の動き方が自然にできます。

反対に、ボールに対してすくい上げるような形でインパクトをしてしまうと、下からクラブが入りボールに力が伝わりません。ロフトも寝てインパクトしやすくなるため、力のない打球が高く上がるケースが多くなります。

インパクトを「押し込む」と表現することもあります。しかし、ただ押し込むだけのイメージでは、極端なハンドファーストを招きかねず、インパクトも安定しません。

そのため、ゾーンでボールを押し込むイメージを身に付けましょう。手元の動きを意識して、ロフトを立てた状態でヘッドを押し込めば、理想通りのインパクトができます。

アイアンのインパクトは「ダウンブロー」の打ち方でトップも防げる

アイアンの基本はダウンブローです。

ダウンブローとは、スイング軌道が最下点を迎える前に、インパクトを迎えるスイングを指します。

アイアンは、遠くに飛ばすことよりも、飛距離と方向性をいかにコントロールできるかが重視されます。従って、ドライバーのように飛びを意識すると「すくい打ち」が生まれ、ダフリやトップなどのミスが起きやすくなって、飛距離や方向性も安定しなくなります。

ボールと地面の接地面にリーディングエッジを綺麗に入れる「払い打ち」を理想と誤解している人もいますが、払い打ちは高度な技術が必要な打ち方で、アイアンショットには不向きです。

狭い目標に狙いを定めると、ダフリのミスを恐れるようになり、逆にトップして分厚いインパクトができなくなります。しかしダウンブローであれば直接ボールを叩くイメージを持てるため、トップするミスも防ぎやすくなります。

アイアンで理想的なインパクトを作るコツ

アイアンで理想的なインパクトを作るには、いくつかのコツがあります。ここでは、そのコツについて詳しく説明していきます。理想的なインパクトで打てるよう、それぞれのコツを把握しておきましょう。

アイアンの理想的なインパクト1.ボールとの距離をとる

まずアドレスに注目しましょう。
アマチュアゴルファーはプロと比較するとボールに近づきすぎているケースが目立ちます。

ボールに近づきすぎると体が十分に捻転できなくなるため、腕を使ってボールを打ちにいってしまい、分厚いインパクトができません。

グリップと体との間隔がこぶし1個半ほど空いた状態で前傾姿勢を作り、体全体でスイングができるように姿勢を保ちましょう。

適切な距離が取れないと手打ちを招くほか、伸び上がりなどによって姿勢やスイング軌道も崩れやすくなり、インパクトが弱くなってしまいます。

アイアンの理想的なインパクト2.腰の位置を意識する

インパクトが薄くならないようにするには、ヘッドが上から入るように打つ意識と、ダウンスイング時の腰の位置が重要です。

ダウンスイングの際に右腰が下がると、ヘッドが下から入りインパクトが薄くなるため、腰は高さを保ったままインパクトします。

ダウンスイングで右のお尻が前に出ながら打つと、腰の位置が前にずれて伸び上がりやすくなり、ハーフトップ気味に当たるミスを招くので注意が必要です。また、腰の位置が左右に流れると様々なミスをひきおこします。腰が地面に対して平行にターンするレベルターンの意識が重要となります。

インパクトで腰の位置が流れないようにするには、膝の動きを最小限に抑える意識が大切です。

テークバックで腰を右に移動させた場合にも、インパクトの際に反動で腰が流れやすくなるため注意しましょう。

アイアンの理想的なインパクト3.ボールの位置を調整する

分厚いインパクトには、ボールの位置も重要です。
ソールが芝を擦る位置よりもやや右にボールを置くと、ダウンブローの状態ができて分厚いインパクトにできます。ハーフスイングで素振りを行い、自分のヘッドの最下点を探してみましょう。

ラウンド中でも、ミスショットの種類によってボールの位置を調整することで理想的なインパクトが作れます。
また、ラウンド中にスイングを変えることはとても難しく、トラブルの原因にもなるため自分のその日のスイングやミスの状態に対して球の位置を調整することはとても有効です

たとえばダフった場合はボールを離し、トップしたときは近づけ、スライスなら左、ヒッカケた場合は右に置くと、ミスの解消に繋がります。

アイアンの理想的なインパクト3.軸がブレないように意識する

分厚いインパクトを意識しすぎて力むと、スイングの軸もブレやすくなります。スイングを安定させるには、体の軸や頭の位置を傾けない意識が必要です。

具体的には、スイング時の視線をヘッドではなくボール左側の地面に向け、大きくスイングしないようにしましょう。なぜならヘッドを見ると右肩が下がりやすくなり、ヘッドが下から入る動作につながるため、ダフりや引っ掛けに繋がるからです。

アイアンの理想的なインパクト4.右手の掌を下向きにする

分厚く強いインパクトを作るには、利き手の力をうまく利用することも大切です。

利き手が右手の場合、ダウンスイングで右の手のひらを下向きにします。すると、ロフトが立つのでインパクトでボールに圧力がかかり、力強い打球と安定した操作性が手に入ります。

ダウンスイングで手のひらが上を向いてしまうと、インパクトでクラブフェースが開き、極端に高い球やスライスボールのミスを招きます
また、クラブフェースが開くとボールを潰して打つことができず、理想的な力強いインパクトにはなりません。

アイアンの理想的なインパクトをマスターするドリル4選

ここでは、理想的なインパクトをマスターするためのドリルレッスンを5つ紹介します。動画を参考に、理想的なインパクトを身に付けましょう。

手首の暴れを防ぐため割り箸を使う

アイアンショットの場合、ヘッドの芯で打つと気持ちのよい力強いショットが生まれます。そのとき、体を無駄に動かさない意識が必要です。

ミート率を上げるには手首の動きをセーブします。その練習法として、左手の手袋の甲側に割り箸を差し込んだ状態で軽くスイングしてみましょう。

肘から手にかけて真っすぐ一本の線になっていれば、手首が正しく使えている証拠です。

ティーを地面に挿し込むイメージで打つ

先述の通り、理想的なインパクトには、上から打ち込むイメージが不可欠です。そのイメージを体に覚えさせるための、ティーを使ったドリルを紹介します。

ティーをボールの左足側に斜めに挿し、その横にボールをつけた状態で軽めに打ちます。このとき、ティーを地面に押し込むイメージを持ちます。

この打ち方ができれば、ボールを潰して打つ理想的な強いインパクトを作れるでしょう。
人工芝で練習する場合には、ティーは寝かせて置き、それを追い払うイメージで打つ練習をしてみましょう。

インパクト後にターフを取るスイング軌道がマスターでき、強いインパクトが身につきます。

ダウンブローで打つためにガムテープを使う

アイアンのスイングは、ヘッドがボールに向かって上から入り、力強くインパクトしたあとライが擦れる「ダウンブロー」が理想です。

ダウンブローを覚えるには、ガムテープを使ったドリルが効果的です。
ガムテープを、置いたボールの右側と左側の地面に貼り、その状態でボールを打ってみましょう。

十分にダウンブローができていればインパクト後に左側のガムテープだけが剥がれます。ダフると右側のガムテープも剥がれ、トップした場合にはガムテープは両方とも剥がれずに残ります。左側のガムテープだけが剥がれるよう、繰り返し練習をしましょう。

ハンドファーストでインパクトを捉える素振りを繰り返す

アイアンショットはハンドファーストが基本です。
ロフトが立った状態でスイングできるので、分厚く強い理想的なインパクトが作れます。そしてフォームが安定すれば、理想的なインパクトで打てる確率も上がります。

この動画では、ハンドファーストで打つイメージを身に付けるために、インパクトまでの素振りを紹介しています。

何度か練習したら、インパクトで止めるイメージで実際にボールを打ってみましょう。また、自分のフォームが過度なハンドファーストになっていないか、動画を撮影してフォームチェックを行うことも有効です。

理想的なインパクトを手に入れ、アイアンの精度を高めよう!

アイアンショットは、確実性や方向性が欠かせない要素です。その精度を高めるには、理想的なインパクトで打つことです。

理想的なインパクトをマスターするには、正しいアドレスやダウンブローのスイング軌道などの基本の見直しがカギを握ります。ここで挙げた対処法やドリルで繰り返し練習を行い、分厚く強い理想的なインパクトを手に入れましょう。

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この記事を監修したプロゴルファー

樋口 健太郎

樋口 健太郎

1991年10月2日、京都生まれ。父の勧めで小学校低学年から地元のゴルフスクールに通い始める。スポーツ推薦で千葉学芸高校から立命館大学へ進学。7年間体育会ゴルフ部でゴルフの技術とゴルフを通した人格形成を学ぶ。2016年、PGAプロテストに合格し、現在は出場権のある試合に出場し、並行してコースデビューからアスリートゴルファーまで幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行なっている。大切にしていることは、まずはゴルフを楽しむこと。レッスンの面では確率やデータ、試合での経験に基づき、効率よくスコアアップのお手伝いをすること。

■使用クラブ
ドライバー テーラーメイドM4
FW キャロウェイ XR
UT AKIRA 21° 18°
アイアン AKIRA KS301
52°58° AKIRA 8シリーズ
パター スコッティキャメロン
使用ボール スリクソン zstarXV

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