【プロ監修】リッキー・ファウラーのパター動画を解説!

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リッキー・ファウラーのパター動画

リッキー・ファウラー選手のパッティングをご紹介します。
この動画はリッキー・ファウラー選手が練習グリーンでパッティング練習をしている様子の動画です。

「私自身パッティングは得意だと思っている」と語るファウラー選手ですが、2019年の平均パット数は1.726でPGAツアーで12位という成績でした。

高校時代から南カリフォルニアにあるスコッティ・キャメロンスタジオに通っていたファウラー選手は、パッティングの研究家さながらに自らのストロークを分析し、現在に至っているといいます。

「キャメロン氏やスタッフにパッティングの研究を手伝ってもらってもらい、ビデオカメラでボールの転がりを確認したり、他のパター名人のストロークも参考にしていた」とのことです。

狭めのスタンスと左右のストロークが均等なのがファウラー選手のパッティングの特長で、ボールを打ち終わったあとの姿勢をしっかりキープしているのが印象的です。

自らのパッティングスタイルに自信をもっているだけに、フィニッシュの体制にそれが現れています。

リッキー・ファウラーのパターの打ち方

「パッティングはゴルフの中で一番やさしい」と語るパットの名手ファウラー選手。
ファウラー選手のパッティングの特長は、狭いスタンス、左右均等なストロークです。

パッティングのストロークはバックスイングとフォローの比率が1:3程度が良いと言われますが、ファウラー選手はむしろフォローが短く感じるほど。

しかしそれでいて、インパクトが強めに入ることもなく、スムーズなストロークでボールを送り出しています。
決して違和感を感じることはありませんが、研究熱心なファウラー選手独自のパッティングスタイルがあり、それを貫いています。

パッティングはフルスイングせず、短い動きで打てるので、ゴルフの中で一番やさしいと語っているように、とてもスムーズでシンプルなスタイルです。

また、動画では分かりづらいですが、アドレス時にパターヘッドを浮かせた構えも独自性があります。

これは、「地面につけてから始動すると、毎回同じように完璧に真っすぐ引くことがとても難しい」と自ら語っている通りで、元々、外側にヘッドを引いてしまう癖を正すために取り入れたとのこと。

また、目線とボールの位置関係を重視していて、鏡のついたパッティング用の練習器具で肩のラインや頭と目線の位置を確認しています。

パット直後にボールを追わず、アドレス時のボールの後ろ辺りを見続けるように心がけているそうです。
ほんの一瞬のことですが、これが自然でスムーズなパッティングを生み出す要因になっています。

リッキー・ファウラーのパターグリップの握り方

ファウラー選手のパターグリップの握り方は、比較的オーソドックスです。
ショートパットのみクロスハンドでパッティングすることもありますが、基本は左手が上、右手が下のベーシックな握り方です。

トッププロによく見られるように、最初は右手でパターグリップの先端を握り、しっかり打ち出し方向にあわせて、そこから左手を握り、右手の位置をずらすように下げていきます。
再度、両手でしっかり握り返して、ブレないようにしっかりめに握っています。

ファウラー選手は極太グリップなどではなく、通常の太さのものを使用することが多いこともあり、指と手のひら全体で包み込むようにグリップするのが特長です。

また、右手の親指をグリップの真上に置くのではなく、やや左手よりの位置にずらしていることもあります。

シーズンやトーナメント、またパッティングの調子によって、若干の変更を加えているようです。

リッキー・ファウラーのパターの長さ・インチについて

ファウラー選手の使用パターは、スコッティ・キャメロンのニューポート2のGSSのプロトタイプです。
高校生のころからスコッティ・キャメロンスタジオに通い、キャメロン氏とも親交があることもあり、長らく好みのパターは変わっていないようです。

また、パターシャフトは、長尺などではなく、やや短めを好む傾向にあり、公表はされていませんが、おそらく34インチ~35インチ程度と予想されます。

パターの長さも標準的かやや短め、グリップも極太ではなく細身のものなのは、ファウラー選手のパッティング自体が基本に忠実なオーソドックスなスタイルだからかもしれません。

トッププロには必ずパターに悩まされる時期がくると言われます。

もちろんファウラー選手も例外ではないですが、それでも大きな浮き沈みがなく安定した成績を残せているのは、自分の信念を貫くパター哲学と、流行りに左右されないセッティングのおかげかもしれません。

 

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この記事を監修したプロゴルファー

樋口 健太郎

樋口 健太郎

1991年10月2日、京都生まれ。父の勧めで小学校低学年から地元のゴルフスクールに通い始める。スポーツ推薦で千葉学芸高校から立命館大学へ進学。7年間体育会ゴルフ部でゴルフの技術とゴルフを通した人格形成を学ぶ。2016年、PGAプロテストに合格し、現在は出場権のある試合に出場し、並行してコースデビューからアスリートゴルファーまで幅広いレベルのゴルファーにレッスンを行なっている。大切にしていることは、まずはゴルフを楽しむこと。レッスンの面では確率やデータ、試合での経験に基づき、効率よくスコアアップのお手伝いをすること。

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